悪戯神様と天の子の冒険聖書85

北を示すランドマークと言えば、北極星だ!!
動かない小熊座の尻尾の先!
私達は北極星に向かって歩みを進めた。
歩きながら周りの視線を感じる。
見張られている!?
いや、殺気などはなくざわついているようなあまり緊張感がない空気。
ローニ達は私達をもしかしたら本物の神様かも知れないと思い、半信半疑ではありながらも一目見ようと集まって来ている、そんな感じだ。
しかし、いつになったら辿り着くのだろう?
洞窟らしき山なんか何処にもないのに。
「おーい!」
うん?何処からか少年の声が聞こえてきた。
ずっと北の方からだ。
「おおーい!!」
声が大きくなってきた。
「アマ様、なんか呼んでいると言うよりは吠えているように聞こえますが?」
トワクスは後退りしてそうだけどこれを乗り越えないと、いや私が本当に神なら大丈夫な筈。
神の知恵と心を持っているならね。

自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a