悪戯神様と天の子の冒険聖書95

あれとかそれみたいなもの、間違ってもあれを取ってはいけない!
何にも連想出来ないものとはあれだ!
青くてまん丸な、大きい石!
持ってみたら表面がツルツルでかなり重い!
「うう、持て、ない!」
頑張って腕で抱えようとしたら、
「ハッハッックショーン!!!」
おおきなナナホシのくしゃみの音と共に私は石を抱えたまま洞窟の外、空高く飛ばされた!
「あ、クヨ様?」
ナナホシの私が出てきた方とは反対の鼻の穴から黒い煙が上がって私を包もうとしている。
煙は腕のように私に向かって伸びてくる!
その時石が光り出し、
「パーン!!パン!」
と大きな爆発音と共に色とりどりの美しい花火が上がった!
見上げている場合じゃない、落ちるー!!
と思いきや何かに支えられているように仰向けにゆっくり降りているみたいだ。
あ、ペンダントが光っているヒノリミコかしら?
お陰で私は怪我一つせずにローニの住む集落に舞い降りる形になった。
「あ、お待ちしておりましたアマ様!」
あ、トワクスの声!
そしてざわつくローニ達。

自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a