悪戯神様と天の子の冒険聖書43
イッカは入口でもじもじしている淡い光を見て
「ほら、お前達もさっさと入りなさい!」
と、咎めるような声でキノモリ達を呼んだ。
キノモリ、モーリュ達がゾロゾロ入ってきた。
その集団に紛れて黒い影がシュッと走ったのを見逃さなったイッカが直様私を伏せさせて、
「アマ様、お時間がございません。ですので今私の言う通りにして頂きたいのです。はっきりとは申し上げられないのですが宜しいでしょうか?」
イッカは神経を研ぎ澄ませたように髪が静電気が発生しているように動いている。
私はこくんと頷いた。
イッカは更に小さな声で、
「もももいもますもぐもてもーももぶもるものもしももたにもかくもももれももなもさいも。」
さてイッカは何て指示しているのでしょう?
戸惑う私にまたぷるんとした黒い傘が当たる。
ジッカが私の耳元でこう言った。
自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a