悪戯神様と天の子の冒険聖書48

「アマよ、お前の純粋さと精霊達の命に免じて今回は退くこととしよう。しかし2度目はない。その時には無理矢理にでも連れていく。それならこの悲しみもあるまい。」

とクヨ様はこの場から離れられた。

暫くして神殿内には物音一つしなくなった。

恐る恐るテーブルから出てきた。

何もないもぬけの殻?

ただただ音も色もない真っ暗闇だけが包み込む。

客間の窓から金色の光の粉が飛んでいくのが見えた。

何だろ?

胸騒ぎがするけど見に行かないと何も始まらない。

神殿から出てすぐ

「うそ…!」

真っ黒な石?が並んでいてそれぞれがキノモリやモーリュの姿。

何で酷い!

「ごめん、ごめんなさい!」

私は謝りながら石に抱きつこうとしたその時、さっき見た金色の光の粉が舞い降りてキノモリの形にまとまった。

後ろには小さな銀色のキノモリらしき精霊もいた。

自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a