悪戯神様と天の子の冒険聖書36
大きく立派な紫色の神殿から
「誰かおるのか?中に入りたいなら合言葉を言わぬか!」
と老婆の声が響いてきた。
「イッカ様、チョウカが迷子になりまして探しているのですが。」
とヒャッカが尋ねるが、
「ほら早くあいことばを言え!」
と返ってきただけ。
「はぁ、また何と抜かしておるのですか?」
と傘を下げて呆れ顔のヒャッカ。
あれ?敬語のはずなのに抜かしてるって多少ぞんざいな言葉を使うのね。
「あれあれ、アマ様いかがなさいましたか?」
私の表情を見てセンカが尋ねてきた。
「だって今ヒャッカが抜かしているって。」
「イッカ様は育ての神様に気に入られたから特別な存在なのです。しかしまあだからこそ寂しくあられるのでしょう。」
とマンカも入ってきた。
自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a