悪戯神様と天の子の冒険聖書31

「しかしまだまだ我々がクヨ様から逃れたわけではあるまい。ですから控えめにごく細やかな宴にしましょうな。」

冷汗かいて腰抜かせていたセンカが付け加えた。

その後キノモリ、モーリュ達から淡く幻想的な光が灯った。

「おお、有り難や!母なる大神テラ様のお情けにより神子アマ様の御光を受ける恵み!何とめでたき日よ!その感謝の気持ちを伝えよう。」

マンカが月に向かって両手を広げて空を仰いだ。

モーリュ達も跪いた。

あれ?

「あのう、水を注すようですが本物のチョウカさんは何処かにいるのでしょうか?」

控えめに、気になったことをヒャッカに尋ねてみたら、ヒャッカの頭の光はパトカーのランプのようにクルクル回り出した!

「緊急事態だ!ここにチョウカがいないと言うことは本物はクヨ様に捕まっているかも知れぬ!すまないがパーティーはチョウカを見つけてからだ!」

とみんなに伝えた。

しかし、偽物しかいない地点で本物がいないって気づかないのはこの子達が精霊だからか性格からか。

自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a