悪戯神様と天の子の冒険聖書22

優しい風と潮の匂いが私を包む。

「大丈夫かアマ。わしは海風の神スオと言う。」

「アマって私がですか?」

「うむ、覚えていないか無理もない。結論から言おう。お前はアマ、太陽神テラの神子なる者。先程は夜の神クヨの罠。危なかった、お前だけが頼りなのじゃ。今からお前のやるべきことを告げよう。世界から朝が、いや太陽が消えたことは存じておるだろう?そう、お前の母テラがクヨに捕らえられてそのせいで太陽が消えてしまったのじゃ。今からお前はこの天空界で修行を積み、3種の神器で力をつけテラを救うのじゃ。しかしクヨはあらゆる手段を持ってお前を狙ってくるだろう。今はお前とクヨとの力の差は天地の差がある。だが、お前は天の神子として誇りを持ち、全力を持って太陽を取り戻す熱意と強い意志があれば勝算はあるだろう。さて、わしは仕事で忙しい。もう行くがいつでもわしはお前を応援しているぞ。」

ビューっと風が吹き、私は目を開けることが出来るようになった。

自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a