悪戯神様と天の子の冒険聖書113

トワクスが入ってきたからギョフはまた俯き困った顔して、
「そうなんですよ、話せば長くなりますが宜しいでしょうか?」
とチラチラ私達の顔色伺うギョフ。
「話して、全部。」
と私が答えたら、
「あわわ、恐れ多い…ですが、神のご命令ですのでお話しさせて頂きます。」
と、ギョフは深呼吸して胸を叩き、ゆっくり話し始めた。
「あまり大きな声で申すのは憚れるのですがその犯人とは何と、夜の神であり現在最も偉大な神であるクヨ様です。それは後に知ったことなのですが、それは3日程前のこと、いつものように水浴びしようとした者と同時期に水を飲もうとした者が蛇口をひねったら突然真っ黒な水が出て触れた者が即倒れたと訴えがあって、実は私はここで働く者ですがそんなクレームが出たことに驚いて泉の様子を見に来たらこの有様。直様、事が解決するまで水を使わないように連絡したのですがさてどうしたら良いのか。今まで無かったことですので。そしたら背後からあのクヨ様がお見えになりまして御神木を宿した神子が来るから直様この汚れた泉に浸したら泉は浄化されると仰っておられました。そんな神子様をこのようなお見せするのも憚れる程酷い状況の泉ですのに浸す等と私めが出来ることではございません!しかし、神の御言葉を無視することも出来ません。嗚呼どうすれば良いのでしょうか?」」

自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a