悪戯神様と天の子の冒険聖書39
「カラカラカラ。」
神殿の扉が開いた。
「ささ、アマ様。イッカの許可が降りましたので早速入りましょう。」
ヒャッカに促され中に入ると西洋風の美しいシャンデリアがキラキラ反射し天井から様々な色の光の粒が床まで降り注ぐようだ。
床にはレッドカーペットが敷かれ、左右に大きなシダ植物が揺れている。
「太陽神テラ様の神子アマ様がお見えになりましたぞ!」
センカが通る声を出したら
「ははー!」
とシダ植物達からそんな声が出て、手前から順番に左右のシダの頭を交差させてアーチを作った。
奥の扉が開き、紫色に光るキノコの傘を被った、肩までの赤い髪を持つ老婆が私の前まで歩いてきた。
私を見て傘を取って会釈した。
ええ?この傘取れるの?
自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a