悪戯神様と天の子の冒険聖書152

昔からある遊び、それは折り紙!
折って空飛べるもの、鶴に変えたら良いんだ!
私は一枚ずつ折り鶴を作っていった。
「有り難う御座います!それでは参りましょう。」
鶴になった紙吹雪はお礼を言ってまとまり私を乗せて飛び立った。
大神様の神殿に向かうのだ!
しかし、天空へ上がってすぐ怪しい黒雲が追ってきて折り鶴を濡らそうと伸びたり水をかけたりしてきた。
「危ない!!」
鏡である程度雲や水を反射させられても分裂して囲んで襲ってくる!
紙で出来た鶴だから当然水に弱く、次々濡らされ破れていく。
これもクヨ様が仕組まれたのだろう。
考える暇もなく少なくなりすぎた折り鶴は私を支えきれなくなり散り散りになって私は真っ逆さまに落ちてしまう!
黒雲から触手が伸びる、捕まえるつもりだ。一瞬ペンダントが紅色に輝き鳥の姿が見えたが黒雲から放たれた稲妻に打たれ消えてしまったのと同時に私は触手に絡み取られ身動き出来なくなった。
あ、またあの痛みが!
一瞬怯んだ隙をついて尖った触手が首を突き刺した。
更に毒を注入されているのか力を奪われているのか段々意識が遠のき、追い討ちをかけるように黒雲から沢山の触手が伸びて、私は体中突き刺されて気を失った。

自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a