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虹と夢

花より笑顔がきれいな君へ

こんにちは、なんか君とお話していると楽しくて、あんなこともこんなことも書きたくてついつい長くなってしまうんだ(//∇//)

ごめんね。

そうそう姉妹の旅の続きだね(^^;)

普段冷静沈着なレミラ姉さんなのにこの日は行き当たりばったり、無茶なことしたんだよな。

凄い荷物は持ってきてるのに目的地である幻界山の行き方をよく分かってなかったんだってねあーあ(ーー;)

ギャマナ(G)「な、アタシが同伴してせーかいだったよな?でねーと、レミー迷子になってそーなんしてたとこだったぞ。」

レミラ(R)「それは良いけど絶対に暴れたり騒いだりしないでね。約束よ!」

G「レミーさ、幻界山への行き方知ってんのか?だんまりなんぞ無理だっちゅーの。知りてーなら人に聞かなきゃ!」

って人間界に着くなり早速人混みに突っ込む大胆なギャマナ姉さん。

G「なあなあお前ら知ってんか?」

レミラ姉さん顔真っ赤にしてギャマナ姉さんの腕を引っ張って、

R「ちょっとお姉ちゃん!言ったばかりでしょ!?」

G「ええ?道分かんないなら聞かなきゃダメじゃん?」

R「そりゃそうだけど聞き方があるでしょ?人間ってのは馴れ馴れしいのが苦手なのよ!」

ギャマナ姉さんは口を尖らせて

G「へーい、面倒くせー。ま、いい。」

いつの間にかかけてたサングラスを外し、

G「みんな!いきなり声かけてきたこのアタシがGジーアイドルのギャマナちゃんってびっくりしてなーい?ウフフごめんね^_−☆アタシのかわゆい妹のレミーが幻界山を目指してんだけど知らなーい?」

ってウインクと決めポーズで人々に聞くがレミラ姉さんは今度は青くなってギャマナ姉さんから離れた。

R「そんなアイドル知らないわよ普通。大体幻界山なんて人間は知らないんじゃあ。」

G「おーいレミー。幻界山の場所分かったぞ!」

まさかって肩の力を抜き、目を輝かせてギャマナ姉さんの方に向き直り、

R「凄い!知ってる人いるんだ!!よし、早速行こう何処なの?」

ギャマナ姉さんは指をさして、

G「ほら、虹ってのは太陽と反対の方向に出来るんだろ?だから北に向かえばいいんだよ。ほーがくさえ間違ってなけりゃ着く筈だ( ̄∇ ̄)」

レミラ姉さん直ぐにガッカリして、

R「それだけで道分かったことになるの?もう無理かも。」

諦めて家路に着こうとするレミラ姉さんをギャマナ姉さんは引っ張り、

G「諦めるなレミー、虹のカケラほしーんだろ?ほーがく分かったんだ、じょーとーじゃねーか!?教えてくれた人の好意を無駄にするんじゃねー!こんな大チャンスを逃す奴にゃどんな夢も叶うわけねーよ!」

ギャマナ姉さん珍しく真面目に説教してたんだ。

まあ間違いではないけど無理がある話だな(・_・;

G「元気出せよ、今直ぐ北に行こーぜ。帰ったらヤロー共に自慢してやるんだ!」

とギャマナ姉さん、口角を上げてニッと笑った。

2人とも空飛ぶ羽とか生えてないから大変な旅になるけど北の高い山は全て調べて大変な旅に。

だけど、弱音を吐くことなく体力の限界まで頑張った。

しかし、

R「お姉ちゃん、身体が、熱い。けどゾクゾク寒気がするよ。」

過酷過ぎる旅の中レミラ姉さんは遂に病気になってしまったんだ。

G「レミー?レミー!しんどいのか!?ごめんなレミー!無理させて。妹の体を気遣ってやれない馬鹿なお姉ちゃんだ。おっと涙が!いかんいかんレミー言ってたな。静かにしろって。おねーちゃんっと分かってるよん( ̄◇ ̄;)」

北のとてつもない高い山の中、ギャマナ姉さんはレミラ姉さんを抱っこしてその場にしゃがんで静かに泣いた。

その時霧に薄れる光が優しかった、そうだ。

レミラ姉さんを抱えて帰ってきたギャマナ姉さんはレミラ姉さんを部屋のベッドに運び、両手を握らせて寝かせた。

そうして3日は眠ってたみたい。

熱が下がったレミラ姉さんはうっすら目を開けてずっと看病するギャマナ姉さんを見て、

R「お姉ちゃん、ごめんね。」

と謝ったら、

G「レミー、偉いぞ。」

R「お姉ちゃん?」

G「握りしめている手を解いてごらん。」

その手の中には虹色に輝く石が握られていた。

R「こ、これは?」

G「よく頑張ったなレミー。」

とギャマナ姉さんは歯を見せて笑ったのだった。

旅の詳しい内容は姉妹だけの秘密なんだけどこんな凄い旅をしたことを伝えておいて。だってねもうσ^_^;

そうだね、僕も君にこうやって手紙を送ることが出来ている!

握られない夢だけど諦めちゃダメだ、頑張るね(^o^)/

byフルト

自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a