悪戯神様と天の子の冒険聖書88

うーん、蜂蜜の並びにおかしな所は無さそうだ。
でもなんか引っかかる。
杭で動けない代わりに他の者が採っているのも恐らく本当のこと。
そこが嘘ならお手上げだけど…。
いや、もっと分かり易い違和感みたいなのが!
!!
そうだ!神の里にいて慣れっこになってたアレだ!
そう、人間界では絶対有り得ないことそれは!
私は深呼吸してから、
「結論から言います!あなたは嘘をついています!」
と、ビシッと言い放つと、
「ふーん、こんな正直申していますのに?一体何処と仰るのですか?」
と小熊は不満げに口を歪めた。
「私は極平凡な小熊です。と言いましたね?」
「はい?そこが何か?」
しらばっくれている小熊だけど目が泳いでソワソワしているから私はピシッと小熊を指差し
「極平凡な小熊が人の言葉を話すわけないでしょ!?」
そう指摘してやったら参りましたと言わんばかりに縮こまって頭を下げた。

自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a