小さな傷と大きな痛み

姿のない
色の分からない
でも穏やかな
ふわふわ柔らかそうな
あの小さな
それに触れられそうで
でも
治らない苛立ちがその
それが頼りなく思えた
だから
力いっぱい爪を立てて掴んだ
嫌になって投げつけた
やっぱり柔らかかったそれ
それは少し傷ついた
少し汚れた
それが余計に胸を苦しくさせた
だから

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