悪戯神様と天の子の冒険聖書137

泉の水!
これで御神木を育てるのだった。
「ホレ、受け取れ。」
スオ様は真珠の中に水を淹れてくれた。
真珠はキラキラ輝き出した。
「ご苦労だったな。頑張るのは良いが無理は禁物じゃ。ここは一休みするが良い。」
私はスオ様が風と水でお作りになられた砂の布団で休んだ。

サワサワサワ、カサカサ。
優しい風が葉っぱをなびかせる。
ここは、御神木がある夢の中。
あ、真珠が冷たい、水滴が!
キラキラ輝く、美しく穏やかな丘の上にある光る小さな木!
真珠から溢れ出る水を飲んで成長している!?
「パタパタ、ピルル。」
赤い鳥も少し大きくなっている。
私は木の近くに座った。
何だかとっても落ち着く。
「だいぶ、大きくなったね。」
はっ、いつの間にか後ろにあの少年、流星の神!
「ごめん驚かしてしまった?今回のことで大きくなったんだね?木も鳥も君も。そして君は神器の宝玉も自分の力で呼び出し手中に納めた。もしかして君ならテラ様を救えるかも知れないね。じゃ、僕は行くよ。最後の神器が舞い降りる山に。あ、後人間界に光のみならず伝言、人間が言うお告げを送ることも出来るからね。」
そう言い残して去っていかれた。
次目指すのは神器が舞い降りる山ね、何処かしら?

自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a