悪戯神様と天の子の冒険聖書55

「パタパタ。」

鳥の羽の音?

こんな暗い夜に?

白鷲?

「アマ様、お久しぶりでございます。トワクスです、覚えておいででしょうか?」

じゃあ、私を助けてくれたのはトワクス?

「本当に、危のうございました。今回はあまりに狡猾なやり口でスオ様がご心配をされて、私めを通して御言葉をお伝えさせて頂きました。」

と、頭を羽で押さえた。

トワクス!

本当に!!

久しぶりだね!

私は溢れていく熱いものを感じた。

「あらあら、アマ様いかがされましたか?」

私、泣いている?ダメ、止まらない!

すると、トワクスは凛々しい顔つきになって、口調も声も変わった。

「アマよ、仮にもお前は神子であろう?悲しむなとは言わぬが何故悲しむのか己の言葉でここのトワクスを通じて伝えてみよ。」

そのお声はスオ様?

そうよね、私しっかりしないと!

自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a