うそつき
未完、随時追加
周りと自分を比べる癖がある 比べて、自分の小ささを自覚する 無力感が不安に引火する 消したくても胸いっぱいに燃え広がって焦げた臭いが鼻を突く 目から溢れる雫は、きっとこの煙が染みたのだと思いたいのに
何度も繰り返す「あの時死ねばよかった」の度に、今ある周囲の人の笑顔が純粋なままあってよかったなと思う。 私は確かに、私の周りの世界の形を守っているのだと思う。
靴に小石が入り込んだような違和感を踏み潰して毎日をやり過ごしてるだけ。 あの頃の私が透明になっていくのを感じながら、自分が消えていくのをただ眺めながら毎日がすぎてゆくだけ。 こんな話誰にもできないのは、自分が上手く話せないからだけじゃない。 なにも反論せず、否定せず聞いてくれる人形のような話し相手が欲しい。 私が泣いても迷惑とも思わなくて、嫌な顔せずに抱きしめてくれる相手が欲しい。 寂しいと言ったら頭を撫でてくれるひとがいい。自分のことだけを話していても静かに聞いてくれるひ
みんなが幸せになれば、私がいちばん不幸になれば、誰かから愛してもらえるんじゃないだろうか。 そんな不健全な欲望を肥料に、世界平和を育みました。
私は、本当に、6畳の世界でひっそりと息をしているくらいがちょうどいいのかもしれない。悲しいけれど。でもなんだか、ぼんやりとしていると時間が過ぎているから。進みたくなくて駄々をこねる子どもみたいだね。
頑張りたい気持ちと頑張れない自分 「まあいっか」を口癖にしてきたからか、諦めが早くなっていた。悲しいことが多くて、でもいつまでも悲しんでいたら前に進めなかった。「どうでもいい」と考えないと生きてこられなかった。 忘れた分だけ笑ってきた。それで良いと思うしか無かった。これも全部言い訳で防衛本能で懺悔だ。 私には何も出来ない。期待出来ない。みんなはすごいな、いいなぁ。私のいる場所とは違うんだな。 でもがんばってもたどり着けなかった時に虚しさを隠すなんてもう嫌だから。過去だけ
つもり積もる時間が重なって濃い紅に色づく 春は終わる
突然なんかじゃない。 雪のようにしんしんと降り積もっていった先で、私の心をすっかり覆い尽くしてしまった。 真白く、何も無い場所に自分がいるとわかった時に初めて、もうやめよう、と思ったのだ。
久しぶりに、本当に久しぶりに声をあげて泣いた。 喉の奥に突っかえていた石ころを吐き出すように。 ずっと泣きたかった。 そうして出てきたのは石ころなんかじゃなくて、飴玉のように透明で透き通っていると知った。 すごく綺麗だったから安心したんだ。 今はそれでいいと思えた。
大人が空を見上げるのは、子供の頃の名残りなのだと思う。 でも今では、首が痛くなるほど見上げても、見えるのはただ流れる雲なのだ。散りゆく桜なのだ。あるいは夜の闇に溺れる月なのだ。 見上げた時、私達はそこに見えたはずの顔を脳内に思い浮かべる。 月が綺麗だよと、誰かに教えたくなる。
世界には私よりも不幸な人がいるのでしょう なら全人類の幸福を願います そうしたら自分の不幸を嘆けるから そんな気持ちで生きるのは許されないのでしょうか
少しの失望が積み重なって、とうとう体が諦めてしまった。 まだ続けなくては行けないと知っているのに。 まだ外は雪が残っていて、空気が冷たい。 太陽は柔らかいのに凍てつくような風がおりてきて、手先の熱を奪っていく。 日陰で今も溶けない雪だるまと、目が合った。
脱衣所で、SNSを開いて暖かい言葉を探していたら、いつのまにか体も心も冷えきっていた。 くしゃみをして気がついた。
早朝、小声でお喋りをする雀。 気が付かない振りをして足早に通り過ぎる人たち。 私も同じように、知らん振りで通り過ぎる。 一瞬視線を向けると、ふくふくと膨らんだ羽毛が見えた。 寒い中身を寄せあっている。 かくれんぼを楽しむ幼子のような、小さな笑い声が聞こえた気がした。
息を殺すように生きている 誰かの生活を邪魔せぬように それでいて誰かに理解されたいと願ってしま 大勢じゃなくていい 誰かひとりでいい 私のことを全部知ってくれる人がいればいい
もやもやを言葉にしても、自分から離れないのを見たら、オブラートに包んで、ココアと一緒に飲みこんでしまおう お薬みたいに、いつか、いつか、私の心を癒す時が来るまで、溶けずに私のお腹に隠れていてね ココアを飲むたび、思い出せるように