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はじめてのマネージャー反省会

社会人4年目。もう流石に新人とは言い張れない年次になった。

がむしゃらに仕事をした三年分のスキルを前に、流石にもう伸び代はないのでは?と思い始めていたが、マネジメントロールに片足を突っ込むと、とんでもない勘違いだったと思い知らされ、この反省はちゃんと書き留めておいた方がいい気がするなと、半年ぶりnoteを開いた次第である。
①〜③はコミュニケーションについて、④⑤は育成についての反省点を書き連ねる。

①褒めることに時間を取る

特に完全リモート下だと、タスクをお願いして、成果物を確認して、特に何も問題がなければチャットにいいねボタンを押して、それだけで仕事が完結してしまう。
逆に何か問題が起きている時には原因の深掘りから始めて是正の仕方まで多くの文字数を使って鞭を振るうから、感覚的にいうと多少の賛辞なんかじゃ「怒られてばっかりだ…」と自尊心を傷つけてしまいかねない。
大きいPJでスタッフロールに戻って、ちょっと嘘くさく感じるくらいに褒めまくる上司を見て、そういえばこれまで私が自己肯定感高くチャレンジングな仕事をできていた時の上司はいつも過剰なくらいに褒めてくれる人だったなと思い当たった。
どんなに難易度が低い仕事でもしなければ回らないからタスクを振っているのであって、その間に優劣はなく、ちゃんとやってくれたことに対して最大の賛辞を送るべきだ。難しいことができた時だけが褒めるタイミングではないのだ。
目安としては、週単位で褒める時間と注意をする時間が1:1になるくらいをニュートラルな状態として心がけてみようと思う。

②アイスブレイクに時間を取る

忙しいと特に、話始めの一言目で本題に入ってしまう癖がある。
関係性がしっかりできている分には多分それでもあまり問題はないのだろうが、特に昨今・うちの会社ではほとんど顔も見たことのない人と仕事をしている状況なわけで、まず全員がフラットに発言しやすい空気を作ってから本題に入るのはとても重要だと反省した。
アイスブレイクは単なる雑談ではなくて、バラエティでいうところの前説で、場を温めるという必要不可欠の時間なんだ。自分が初対面の人にでもズケズケいってしまう質だから、それをすっかり忘れていた。
目安として、会議時間の1割くらいは雑談に使うように心がけてみようと思う。

③タスクを一方的に依頼しない

タスクの依頼というのは簡単に見えて結構大変で、PJのゴールから逆算して適切な中間成果物を設定し、そこに向けてInt/Extともに合意を取るためのタッチポイントを設計して、スケジュールとメンバーの実力値と私のリカバー力を考慮してタスクに分解・適切な締め切りを設定するというプロセスを辿ってようやく依頼に至る。
仕事の重要性も締め切りの必然性も理解せずに、一生懸命やったけど終わりませんでした!というような報告が出てきてしまうのは、その複雑な過程を辿った結果のタスクと締め切りだけを伝えてしまっていたからだと反省した。
頼む側の思考プロセスをある程度開示しつつ、こういう理由でここまでにこれを成し遂げてほしいと伝えれば、マインドセットができている人なら責任感を持って遂行することができる気がする。
今後は、タスクの分解・締め切りの設定はなるべく見えるところで一緒にやるように心がけてみようと思う。

④個々人のレベルを見極めて区別する

普通このくらいの役職・年次だったらここまではできるはずだとか、自分はこのくらいの時ここまではできていたとか、そういう経験則を個人に当てはめるとろくなことが起きない。
特に新卒アナリストなんていうのは最初の関門にどのくらい近いところにいるかも全く見えないわけで、個々人のスキルレベルを見極めて、半歩ストレッチできるような目標設定をすることにもっと時間を投下すべきだったと反省した。
お散歩レベルの運動しかしていない人に、フルタイムマラソンを5時間で完走しましょう、みたいな目標の設定の仕方をしてしまったのは本当に悪いことをした。
目標はなるべく近いところに細かく設定することを今後は心掛けてみようと思う。

⑤自分のノウハウをちゃんと開示する

自分ができることは当然みんなもできるはずである・自分程度の倫理観は当然みんなも持っているはずであるというのを、つい無意識に前提にしてしまう。奢らず済むし生きている分には必ずしも悪く作用するわけではないが、殊部下を持つ立場としては圧倒的に悪い。
今自分が当たり前として持っている倫理観・スキルは全て後天性のもので、何かしらの挫折経験や指導をもとに会得したものなんだから、それはちゃんと体系化して伝えることが責務だったと反省した。
(会社のトレーニングでおおよそ全て言われていることではあるのだが、)HOWTOとしてよりわかりやすく、これを見ながらやってごらんと手渡せるように、虎の巻的にまとめたものを暇な時間にちょこちょここさえていこうと思う。

他にも自分への反省点として、もっと上司をちゃんと巻き込むとか、不足していると思った勉強は後回しにしないでやるとか色々反省点はあるのだけど、特に後輩にという視点で大きなものはこんなところ。

正式にマネジメントになる前にこういう経験をさせてもらえたこと、また部下の立場でそれを見つめ直す機会をもらえたことは本当に幸運だなと感じる。

この反省を踏まえて、みんなが健康に・楽しく・良い仕事をできるような環境づくりをがんばりたいです。。。

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