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~アガベ~実生方法解説していきます

残暑厳しい季節いかがお過ごしでしょうか。
昼間はまだまだ暑いですが
朝晩、多少過ごしやすくなったのではないかと思います。

僕自身、早い時には、朝の5時に起きて庭をうろうろ
活動的になっております。
いわゆる朝活です!
聞こえはいいのですが、ただのジジイ現象であります。
(1度起きると二度寝できない)

少し気が早いのですが、販売用アガベの種まきを開始しましたので、自分なりの方法を少しお話します。

それでは準備をしていきましょう!


1.道具の準備

◎準備するもの(大体の金額も含め記入します)
・種(10粒¥300~¥800位)
・メネデール(活力剤)¥400
・ベンレート(殺菌剤)¥500
・水
・容器(なんでもOK)¥100
・ラップ
・輪ゴム
・ピンセット ¥200

2.種子を購入する

seedstockさんから購入しています。
https://seedstock.jp
アガベの種子の取り扱いが多く、国内からので発送ですので、
とても安心感があります。対応も早いです。
かなりお世話になっています。

種が届きました!ホリダ・コロラータ・ピグマエア(ドラゴントゥース)

3.メネデール・ベンレート水和剤を溶かした水に種を浸す

メネデール、ベンレート水和剤ともに、
ホームセンターの園芸コーナーに売っています。

・メネデール
活力剤で、肥料と違い、成長や発根を促すというものです。
お守り替わりに使用しておりますが、発芽率がアップする気がします。

効果の真意は不明ですが…

・ベンレート水和剤
殺菌剤になります。アガベの実生で一番の敵はカビです。
カビを抑制する目的で使用しています。後に芽がでた後にも使用します。

希釈量は500mlの水に対し、
メネデール5ml ベンレート0.5g(1000倍希釈)
です。
多少量を間違えても、薬害など出たことはないので、
そこまでシビアになることはないと思います。
あくまで参考にしてくださいね。

水溶液に浸して、発芽を待ちます
ラップをかけ輪ゴムで止めます

画像のように水に浸して芽がでるのを待ちます。
発芽温度は20℃~25℃と言われています。
土にのせて発芽させる方法もありますが、
アガベは好光性種子なので、種に土は被せません。
発芽する際に光が必要になる為です。
早ければ、3日目後には芽が出てきます。
芽が出ていないものは、継続してそのままつけておきます。

7日しても芽が出ないものは、
発芽環境が悪い可能性
がありますので、
場所を移動させています。
基本的に、この時期は屋外では暑すぎるので、
直射日光の当たらない室内で発芽させています。
それでも発芽しない場合は土の上に置くことで、
芽が出る場合があります。

それでもだめでしたら、種の鮮度が悪い可能性がありますので、
あきらめましょう。

4.土を用意する

・ハイポネックスジャパン
 さし芽・種まき・育苗の土(おすすめ) ¥300~
・バーミキュライト ¥300
・育苗箱 ¥150
。鉢底給水用トレー ¥100

育苗トレーに
ハイポネックスジャパン さし芽・種まき・育苗の土
をいれる

殺菌済みの土を使用しない場合は、土に熱湯をかける(殺菌)

冷めたらその上にバーミキュライトを1cm位敷く
そうすることで根が土に潜りやすくなります。

芽が出たものから順次、土にのせていきます。
土に種子をのせて1週間経過したものが下の画像です。

3~4㎝伸びるまで、ラップで湿度キープしています。
3~4週間で葉が出てきます

水やりは、ある程度のサイズになるまで腰水管理で与えています。

腰水管理とは
水を張った容器に、直接鉢を浸して鉢底(底面)から給水をさせる事です
ベンレートを霧吹きでかけています。
小苗は病気などに弱いので、消毒です。

僕の場合、このまま管理し、葉が3~4枚ほどに成長したら
個別の小さな鉢に植え替えています。

実生半年ほどの株

アガベは、小苗の時の区別が難しく、ある程度のサイズにならないと
特徴が出ませんので、ネームプレートを付ける事をお勧めします。

5.まとめ

アガベは大きくなると丈夫ですが、小苗のうちはデリケートに感じます。
特に土(殺菌済)にお金をかけるべきだと思います。
水は切らさぬよう管理が必要です。
また、いきなりの直射日光などダメージを受けますので、
気を付けてください。

アガベの実生は成長までの時間がかかりますが、
その分愛着がわきますし、自分だけの個体を育成する楽しみがあります。
楽しみ方は、別記事で詳しく紹介しています。
よろしければごらん下さい。

ハードルは高くないので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?



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