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一本道(友部正人)

友部正人さんの代表曲「一本道」。
今から35年前、大学生活で一人暮らしを始めたある日、中古レコード店で見つけたアルバム「大阪へやってきた」に収録されていました。
500円でした。
簡単なコード進行で、しみじみとした曲。
当時コードを自分で探し、よく歌っていました。
3番の“電車を待っているところ”がなんとなく好きです。
10年前ネットオークションで手放しましたが、500円で買った中古レコードが5,000円で売れたのには驚き。
ファンの方が買われたのでしょうね。
今ならyoutubeでいつでもどこでも聞ける曲ですが、LPレコードで聞いてた時代が懐かしい。


一本道

ふと後をふり返ると そこには夕焼けがありました
本当に何年ぶりのこと そこには夕焼けがありました
あれからどの位たったのか あれからどの位たったのか

ひとつ足を踏み出すごとに 影は後に伸びていきます
悲しい毒ははるかな海を染め 今日も一日が終ろうとしています
しんせい一箱分の一日を 指でひねってごみ箱の中

僕は今 阿佐ヶ谷の駅に立ち 電車を待っているところ
何もなかった事にしましょうと 今日も日が暮れました
あヽ中央線よ空を飛んで あの娘の胸に突き刺され

どこへ行くのかこの一本道 西も東もわからない
行けども行けども見知らぬ街で これが東京というものかしら
たずねてみても誰も答えちゃくれない だから僕ももう聞かないよ

お銚子のすき間からのぞいてみると そこには幸せがありました
幸せはホッペタを寄せあって 二人お酒をのんでました
その時月が話しかけます もうすぐ夜が明けますよ

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