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私が出会ったAさんたち

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たくさんの人との関わり、思い出書いていきます。
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2021年3月の記事一覧

母は強し(7人目のAさん)

今度Aさんリハビリに行ってる診療所で歌うらしいよ。 担当のケアマネが教えてくれました。 思…

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何かあったら(6人目のAさん)

Aさんは80歳、ひとり暮らしの女性。 必要な手続きがあり、自宅を訪問しました。 元々の性格…

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遠いお迎え(5人目のAさん)

Aさんは80歳の女性、一人暮らし。 ADLが低下し要介護認定を受け、介護サービスを利用しなが…

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人に合う環境はそれぞれ(4人目のAさん)

どこの病院にもいると思います。 認知症などで大声を出す入院患者さん。 1日中なにかつぶやい…

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強引だけどいい人(3人目のAさん)

夕方事務所に戻ると、「すぐ連絡ほしい」というメモが机にありました。 電話をとったスタッフ…

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安心は眼鏡を変える(2人目のAさん)

病棟の看護師から連絡を受けました。 Aさんがお金のことで困っているらしい。 早速面談しまし…

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幸せの黄色いハンカチ?(1人目のAさん)

外来看護師から連絡がありました。 63歳男性、右足蜂窩織炎、入院必要、無保険。 急いで外来に向かい、本人と面談。 にっこり笑うAさんは、どこか元野球選手の衣笠さんに似ていました。 蜂窩織炎とは菌が入って感染を起こしている状態で、ほっておくと壊死をおこすこともあります。 Aさんに再度入院の必要と、保険や医療費について援助することを説明しました。 一般的にはこういうケースの場合生活保護申請となります。 病室に移ったAさんに今までの生活歴を確認。 九州で育ったAさんは30歳の時