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【第二の人生】89の章:命令に忠実な虎とH氏はコント芸人のような関係

*登場人物*

  • 萬里→主婦でお役目持ってます。新たな術『虎を操るの巻』しかし言葉で明確に伝えるって難しい・・・。

  • H氏(おじじ)→リーマン能力者(本物)見えない世界が丸見えのリーマンは、毎日がコントのような生活です。瀧虎の遊び相手。

  • モミちゃん→シングルマザーのプロスポーツ選手。母子共に感が強くて、性格的なものかフンワリとして割と何事にも動じないタイプ。


しばらく時間をおいて待っていたら、モミちゃんから連絡が入った。もう大丈夫な様子。

モミちゃん「娘が『虎さんが来た!』って言ったんで、あぁ、来てくれたなら安心。と思ったらそのあとに『おじじ、 また遊びに来てね!』と玄関に向かって言ったんです!
それで『おじじが、また来るね!ってバイバイしてくれたよ~♪』って言ってるんですけど・・・、H氏も来られたんですかね?」

萬里「あ~、H氏にサポートのお願いメールはしてた。瀧虎には、H氏と一緒に行って供養してきなさい!って命令したよ。
だからH氏も浮遊で様子見に行ってくれたんかな?ちょっと、詳しい事情はわからんけど。」

モミちゃん「なるほどですね~。いつもお世話かけてすいません。ありがとうございました。H氏にもメールしときます!」

渦中に居ながら、なかなか訳の分からん世界だと感じる。
H氏はこんなことが日常な生活を40年以上一人でやってきたんだ・・・。
とか、なんとか考えながら出張してもらったお礼の電話をした。

H氏「萬里ちゃん、瀧虎に命令を出すときは、もう少し細かく指示を出してもらえませんか?」

萬里「え?なんでですか?明確に言ったつもりでしたけど?!」

H氏「何て命令されましたか?」

萬里「H氏と一緒に供養してきなさい!って、供養が終わったらロウソクの火を目印に帰って来なさいと言いました。」

H氏「あ~だからだ~。私あの時間、仕事の途中で運転中だったんです。メールがあったのは気付いてたんですけど、会社へ戻って確認しようと思いメール開いてなかったんですよ。
そしたら突然、瀧虎が現れて車と並走しだしたんで『???』と思ったら、急に瀧虎がハンドルに前足をかけるんです、危ない!と思って前足を振り払う、
前足をかけてハンドルを止めようとする、振り払う。と何度も繰り返して
危なかったから、道路脇に車を停めたんですよ。
その瞬間に、私ガクッと堕ちまして、気が付いたら瀧虎と一緒にモミちゃんのお宅に居ました・・・。」

萬里「それ、なんのコントですか(笑)どういうことですか?H氏が瀧虎に『車止めろ!』って言われたって事?」

H氏「それが、萬里ちゃんの命令でしたから。」

萬里「いや~、萬里そんな意味で言ってたつもりなかったんですけど?!そう解釈したってことですか?
『H氏にも連絡してるから、向こうへ行ってH氏と供養してきなさい。』って
意味で言ったつもりで迎えに行けという、ニュアンスではなかったんですけど。」

H氏「その言葉のかけ方一つで、勘違いすることがあるみたいですね~。
『H氏と一緒に』と言った言葉に忠実に、
瀧虎『H氏と一緒に行けと言われたから、おい!ほら!すぐ行くぞ!』みたいな動きで来ました。かなり焦りましたよ~!
あとでメールを見て『あ~なるほど!』と思いました。笑」

萬里「え!そうなんですか?言葉って難しい~。今度からはきちんと間違えないようにします!
で、モミちゃんの娘さんが『おじじが来て手を振った!』と言ったらしく、モミちゃんが驚いていたんですけど、モミちゃんの娘さんにはハッキリ姿が
視えてたんですか?」

H氏「はい、そうでしたね~。家の中に入った時から、霊対応している時、
帰るときまで、ジッと私達を視てました。
そして、さすが子供だな~!と思ったのは、あんなにデッカイ虎を見ても
驚かなかったんですよ。
現実あり得ない事も、すんなりと受け入れるのが子供なんですね~。」

萬里「そ、そうなんですか?どんなふうに視えてるんだろう?!」

H氏「普通に、現実と同じように視えてたんだと思いますよ。なので、私もバイバイしましたから。」

萬里「あ~そんなこと言ってました!その世界、大人には理解できないです。私も含め・・・。」

H氏「萬里ちゃんの娘さんも同様ですが、子供は先入観なしで見るから「変だな?」と思わないんですよ。ただこれを聞いた大人の反応が大切になります。
私のように否定されてきた人間は人に話すことができなくなって、一人で苦しむこともありますから、モミちゃんのお子さんのこれからも同時に見守っていかなければなりません。」

萬里「それほどの力のある子供達、育てれば萬里らの仲間になる可能性はないんでしょうか?
モミちゃんの現状見てたら、萬里よりはるかに霊の事を理解できてる、萬里と同様に、このまま対応を続けていけば、仲間や弟子としてやっていけるんじゃないんですか?」

「色々とキツイな~」と思う毎日、どうしても早く仲間が欲しいのよね〜
(;´д`)


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