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【第三の人生】22の章:娘の保育園

*登場人物*

  • 萬里→主婦でお役目持ち。娘を保育園に正式に入れようと思います、今は一時保育で慣らし中です。しかしこの保育園なんか気持ち悪いのよー。


こういう感じで、日々生きた人間の対応を進めていく。
お役目を受け入れる前、身体がボロボロだった頃、病院にかかる時間も長いことが多かったため、少しでも自由が利くようにしておきたくて、娘を安心して預けられるように入園前の準備として慣れさせる目的もあり近所の保育園の一時保育に週に何度か通わせていた。

最初にその保育園の門をくぐった時、まだ自分の能力を知らない時だったけどなんとなく、この園は暗くて嫌な空気だなと感じてて、時々二階に人影を見たりすることもあった。

『ここには何か居そうだな・・・。』

娘は預けに行くと、毎朝必ず大泣き。保育園に行くのが嫌で朝は布団から出ようとしない。そうでなくても夜熟睡できない娘なので、朝がつらいのはしょうがないけど、毎日、この朝の時間だけで萬里もドッと疲れてしまう。

保育園に送り届けて萬里の姿が見えなくなると、諦めが付くのか普通にお友達と遊んではいたようだ。

だけど、病気をする回数も増え、休むことは多々。病気は成長する段階で必要な事なので、しょうがないとは思っていたんだけど、普段の登園時の嫌がり方を見ていると病状が落ち着き気持ちが穏やかになるまで、長期休ませることもあった。

一時保育は、その都度支払いなので金銭面的にはあまり気にならなかったが、今後、どこかの保育園に入れなければならなくなった時、この調子で大丈夫なのだろうか?という不安はある。

楽しく遊んでいるかと思うと「ママがいい~~!!!」と急に大泣きしたり、他の子とは違うタイミングでおかしな行動をし始めたり、先生方からは、情緒不安定、愛情不足やらなんやら注意を受ける毎日。
これにも若干耐えられなくなり、人間をよく見て話を受け入れてくれそうな先生に事情を話してみた。

ある一人の先生が、幸いにも理解してくれて、それからは萬里ら親子に対し友達のように接してくれた。

こういうところは恵まれてる〜。

これで安心して一年ほど通わせ、生きた人間の相談も増えてきたとこで、4月からきちんと入園させることにした。

もちろん第一希望は、この保育園とは違うところ。最後の第三希望にこの園を書いてた。

娘がこの園の空気に耐えられないのと同じように、萬里も長居することができない空気感、もっといい環境のところに行かせたい!

入園する園を決めるための面接へ市役所に。
ドアを開けると4~5人の面接官が個々の机に座っている。

席が空いた所から順番に座って面接となる。

空いた席の面接官は一通り書類に目を通し、最初の質問。

面接官「一時保育に行かせてるんですね~!なのになぜこの園を第三希望で
出されたんですか?」

ここは表向きの理由を述べる。

萬里「日曜保育をしているのはこの第一希望の園だけですよね?この第三希望の園にはそれが無いんですよ。私がこれからは日曜も仕事をすることに
なりそうなので、日曜保育があるところを希望しました。」

面接官「でも、慣れたところがお子さんにとってはいいと思いませんか?」

萬里「ああ、最終的にはどこかしら入れればいいとは思いますが、希望を出せと言われたらご覧のとおりです。」

面接官「実は、私この一時保育の保育園の園長なんです。」

あ~~~~、こりゃ決まったわ・・・。

案の定、その後きた決定通知は一時保育に通わせてる園だった。

現在の萬里の事を考えると、あの園にはきっと何かがある、どうせ何かに呼ばれたに決まってる。
始まったばかりの『祈祷師』修行と関わりがないわけがない。

単純に保育園選びのあるあるではないかとも思ったけど、これが初めてで最初の大仕事になるとはこの時予想だにしていない。

( ;´Д`)

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