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【第三の人生】40の章:修行のテッパンは突然に・・・

*登場人物*

  • 萬里→主婦でお役目持ち。H氏から突然飛び出す話に毎回慌てます。なんか流れが早すぎる気がする。

  • H氏(おじじ)→リーマン能力者(本物)毎回、真顔で萬里の知らない世界を語り出す。


話は色々と前後しているんだけど、ある日H氏の口からまたもや唐突にビビる話が飛び出した。

H氏「そろそろ行かないといけませんね。私も時々一人で行ってるんですよ。」

萬里「どこに?」

H氏「滝行です。」

萬里「出た~、ついに出た~!」

Hさん「適温になるまで待たないといけませんが、すでにGOサインは出てますから。」

萬里「適温って?」

H氏「滝行は基本最高気温が10℃以下になってからやるものです。だから『寒行』とも言います。」

萬里「殺す気ですか?」

H氏「今やらなくてもいずれしないといけないことです。とりあえず一度その場所を見に行ってみませんか?」

萬里「はい、どんなところでやるのかは見ておきたいですね。」

H氏「では、また予定を合わせましょう。」

こういう時はなぜかいつも暗くなってからの時間。萬里としては娘を寝かしつけて、旦那に子守をしてもらえる夜の方が気持ち的にはゆっくりお努めできる。

その場所は、そう遠くない範囲ではある山の中。車の少ない山の麓の道をひたすら走る、H氏がどうしてその滝に行くようになったのか?いきさつを聞きながら。

H氏が長崎の平戸から、福岡の久留米に移住してきて、どこがどこかも分からない頃、車を運転していると勝手にウインカーを上げてしまう現象。何かに惹かれるように、そのまま従い車を走らせると、気が付けばどんどん山の中へ進んでいく。

この先に何があるのか知らないが、どうしても行かなければならない衝動に駆られたそうな。

萬里たちは自身の意識とは関係なく動かされる時がある。そういう時は何かしら、誰かしらに呼ばれている時。
時間がない時以外は逆らうことなく、勝手に動く自分の身体に従うことがよくある。

その場所は萬里も知らなかったし、行ったこともなかった。まぁ、今日明日の話ではないけど、滝場に行くこと自体これまであんましなかったし、見に行く分は楽しみぃ♪

見にいくだけはね・・・。
(。-_-。)

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