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日本を滅亡から救う「オヤジの愉しみ」(ちょっと大げさだけど)

マーケティング専門家の永江一石さんのブログを読んでいると、日本にとって最大の問題が少子高齢化であることがよく分かる。特に少子化。

永江さんはさまざまな統計資料をエビデンスとして提供しているのでとても説得力がある。

永江さんに習って資料を見ていくと、こんなのがあります。

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ゲゲ!明治維新以降、100年で急激に伸びてきた人口が、今後100年で戻ってしまうではないか。

「明治維新のころに戻るだけだから、問題無いのでは?」と思いがちだけど、そんなわけはない。社会構造がまるっきり異なるから。特に社会保険制度。今の社会保険制度の基本となった労働者年金保険法が施行されたのが1942年。100年前は無かった。

少子化で何が問題となるかは、長くなるのでとりあえず今回は置いといて、まず起きるのは若者への負担が増すことによる若者の貧困化。

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これを見ると、若年人口と生産年齢人口が減り、逆に高齢人口が目に見えて増えるので、若者への負担が極端に増えることがよく分かる。

そして、少し前に、『東京貧困女子。』(東洋経済新報社)を書いた中村淳彦さんから話を伺ったときは、これから来る「50以上の男性の貧困問題」がメインテーマとなった。

https://www.youtube.com/watch?v=JB58R8MtcCU


中村さんが言うには、女性の場合は(風俗を含めた)サービス業があるので、まだなんとか救いがあるが、50歳過ぎた男性は、全く使い道がない。価値がゼロ。50過ぎのおっさんの貧困化が進み、社会のお荷物となり、そこらに死体がゴロゴロ転がっていても誰も見向きもしない時代がすぐにやってくる…というものだった。

確かにそうでしょう。ではどうしたら良いのか。

永江さんは、若者への思い切った投資を提案し、中村さんは50過ぎの男性が若者に対してもっと謙虚になるべきだ、と解く。

それはそうだけど、投資は政治が関わる問題であり、若者に謙虚に接するのは、その人の心がけの問題となる。

今日からでもできること。

それは、我々(50過ぎのオッサンね。私は還暦間近だけど)が自立すること。自律とした方が近いかもしれない。
まず、経済的に自立し、なるべくボケないよう気をつけて、若い世代や女性の世話にならない自律した人生を目指す。

そこで、「オヤジの愉しみ」となる。

僻みっぽくてくたびれた汚いオヤジではなく、生き生きとした個としての人間。

と書くと大袈裟になるけど、要は世間から笑われようと、いやむしろ笑われるくらいに愉しもうということ。ここは「楽しむ」でも良い。

その術を追求していこう、というのが、目的なのです。


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