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本気で遊んでいたら、道がひらけた話

こんにちは。

先週末、はじめて自分で獲ったイノシシ肉をお客さんに出し、お代をもらう経験をしたシュンペーです。

ぼくは普段は庭で仕事していて、冬のあいだ(11月15日〜2月末まで)は、週に何回か山へ行ってをしたり、山へ行かなくても解体だけ手伝ったりしています。

もともと、ぼくは小学校のクラスで一番の「虫とり少年」。

うなぎ釣りや、魚突き、山菜とりなど、「狩猟採集」的な事が得意で、ひょんなことからイノシシ猟の名人と出会い、イノシシ猟を始めました。

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イノシシ狩りの名人である師匠(サンゾクのオヤカタ・超豪傑!)にくっついて猟を教わり始めて6年目

たぶんいままでぼくが手掛けたぶんだけで、50頭以上は獲らせてもらって、100頭以上は解体しました。

師匠は今まで40年ほど、イノシシだけで700頭以上獲っています。(スゴイ!)

そんなとんでもない師匠のところにいってしまったので、これがもうめちゃくちゃキツイ。本業の庭仕事よりよっぽどキツイし、時間も長い。ふつうに重労働だが、もちろん給料も出ない。

平日は本業のあと夜中まで解体、週末は山、という休みなしの生活になったり。

一度に何頭もとれて、汗だくで山からひきずり出したり、寝ないで解体することもしょっちゅう

遊びで始めたはいいものの、苦しくて苦しくて、とても楽しいどころじゃない時もあります。

3年目ぐらいの時、嫌になってワンシーズン休んだ年もありました。

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でも。好きで始めたことだし、納得いくまで続けてみようと思い、ひたすら師匠について経験を重ねること6年。

おかげさまで、気がつけばイノシシの獲り方、さばき方、食べ方を人に説明できるくらいは覚えていました。

無休で、無給で、夢中で遊んでいるうちにお金では買えない財産を手にしていたのです。

そしたら令和2年、そんなぼくを見ていてくれたのかミュージシャンの友達が企画してくれて、「山のさち 海のおと」という音楽ライブ×イノシシ料理のイベントに呼んでもらえることに。

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場所は海の近くの、古民家を改装したとてもステキなお店。

こじんまりしたイベントでしたが、ぼくにとってはたくさんの価値を得る事ができました

本気で遊んでいたらたくさんの価値が生まれた

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お金 イノシシ料理の代金は「自由料金」。各々の出せる金額をいただきました。少額でしたがはじめて「遊びが価値を生んだ」実感があって感慨深かったです。

・出会い イベントで色々な人と出会えたことも大きな財産。自分の好きなことで人と関われるのはサイコーですよね。

・共感 初対面の人たちとお話ししながら、素敵な音楽を聴きながら、自分で獲って捌いて料理したイノシシ料理を分かち合えたことはとてもうれしかったです。

・感謝 イノシシ料理は大好評で、たくさんの「ありがとう」をいただきました。ぼくのほうも、企画してくれた友人からお客さん、場を提供してくれたお店、師匠、ころしたイノシシ、色々なものごとへの感謝を改めて思い出すことができました。

・刺激 出会った人との会話や、ぼくの狩猟に関する話や、作った料理に対していただいた感想からとても良い刺激をもらいました。また来年も猟をがんばりたいと思うモチベーションもわいてきます。

・未来 「イノシシの脂でボディクリームつくりしてみない?」とか、「また来年もやろう!」とか次に繋がる話やアイディアもいただいて未来が楽しみになりました。

・成長 初めてのチャレンジで課題もいろいろ見つかったし、喜んでもらえた事で、すこし自信もつきました視野をひろげることができました

お金にとらわれず好きなことをやりまくると道が開ける

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お金にはならないけど「好き」なこと

ときどきめっちゃキツくて、

「なんでこんなことやってるんだろう?」

とか思うこともありました。それでもなぜかまたやってしまうこと。

ぼくの場合は幼少期の「虫とり少年」が高じて「狩猟」をやりまくっていました。

気づけば自分に「#狩猟」というハッシュタグがついていて、猟師としてのぼくに興味をもってくれる人が1人2人と現れました。

イベントを企画してもらい、場を提供してもらって、普段通りにイノシシ料理を作って出したらとても喜んでもらえて、楽しい時間を共有でき、つながりを生み、お金までいただくことができました。

べつに遊びでやっていただけで、こんな事になるとは想像もしていなかったのですが、人生の幅をひろげてくれる新鮮な体験でした。

あなたはついやってしまう「好きなこと」を「お金にならないから、、、」といった理由でおさえていませんか?

「好きなこと」をやりたいと思ってる人の参考になればうれしいです。

お読みいただきありがとうございました。

よい1日を!



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