SGU,冲方丁
うーん、近未来SF警察物なんだけど。
面白かったよ。十分に。映画にもなるらしい。もうなったのかも?
まず、良かったのが伏線の多さ、最後にまとめてドッカン、という期待を裏切らない良さ。
で、もう一つだったのが、過去形なんだよね。それから現在日本での問題から発展してこうなったよ、という説明が、この書き方は必要なんだけど、SFの世界にイマイチ感情移入できない冷静さ際立つ文章。
理由は戦闘で重要なので、読めば分かるけど、武器の説明も長い。
ぶっ飛んだSF読みたいんだよ~って思う。現実多し(笑)
どんでん返しも凄くてさ、警察から闇に堕ちたラスボスかと思いきや、実は人権派弁護士が計画した犯罪で、でも最後に残ったのは人質。で、実は人質役で有能なIT技術者で、養分にされてる日本国民に金を応分にばら撒いた、とさ。って、天才過ぎるだろ?人質役の犯罪者や!
まあ、あれやコレや、面白かったから良し!と(笑)
あ、言い忘れてたけど、冲方丁は天才ですよ~。並の作家だと一冊でここまで詰め込めないです。
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