管理人さん

50になった。 コロナのこの時期、この年齢、経験でのタイミングに感謝。 ここでは読…

管理人さん

50になった。 コロナのこの時期、この年齢、経験でのタイミングに感謝。 ここでは読んだ本やユーチューブ、人生で考えたいろんな事、投資含め、かわいい愛犬との生活にも、全て正直に触れたい。

最近の記事

限界国家、楡周平

実は、マリアプロジェクトって本を読みだしたけど、結果が恐ろしくなって、途中で止めました。 これは、限界集落だらけの国家の話、で、予測できる問題を先送りしたツケ、これをどうするか? 楡周平らしく、最後はチャンスと前向きに捉えようってことになる(笑) 2点気になったのが、原発より再生可能エネルギーのコストが安くなったことと、NFTよりAIのほうが伸びて行きそうな事。 だけど、大筋では間違っていないと思う。

    • 張り込み姫、垣根涼介

      楽しいドラマを見てる感覚で読めた。 自分はやっぱり、借金取りの王子が好きかな。 それぞれ人生の転機を迎え、様々な生き方を考えながら読めるエンタメ本。 面白い。

      • 夏草の賦、司馬遼太郎

        名作だった。 そうなんだねえ。中央だけでなく、田舎にも、こんなに面白い男どもがいたんだねえ。

        • 夏草のふ、司馬遼󠄁太郎

          外交って凄いな~。 力と知恵、騙すなら心底から騙す。 腹落ちする。田舎に生まれた故の苦労と、臆病から考えまくった熟慮の外交の長宗我部元親。 交通の要所に近く、人材も武器も服さえも優れている尾張の信長が、四国の領土を献上しろ、と。 主従関係を結んだ訳では無いが、力の差は歴然。 これは、面白い。

        限界国家、楡周平

          借金取りの王子、垣根涼介

          いやいや、後書きで、君たちに明日はない、の後編で、という話を読んで、本を見る。 なんと、張り込み姫、っていう更に後編が手元にある(笑) 1がなくて、2と3。 まあ、とにかく、表題の借金取りの王子、良かったよ。

          借金取りの王子、垣根涼介

          八日目の蝉、角田光代

          誘拐犯は、捕まるとき、その子は朝ごはんをまだ食べてないの、と言った。 明らかに母親の言葉だ。 がらんどうになって、まだ生きている八日目の蝉。 後半は読み進むに連れて、読みたくなくなった。結果は分かっていたから。 凄い作品だ。

          八日目の蝉、角田光代

          宿命、楡周平

          なんというか、笑っていいとも、ごきげんようの後の昼ドラ、ドロドロした昼ドラみたいな作品。 ただ、日本の権力争いにありがちな自己保身が少なく、成り上がりの泥臭さを主に感じるのが楡作品の良さ。 木原問題など、現実はつまんない世の中ですが、小説読んで、また頑張りましょう!

          宿命、楡周平

          中国・SF・革命

          SFは発想力だ。 面白いSFは、身近な食べ物の美味しさを想像させるし、壮大な世界の仕組みも教えてくれる。 佐藤究のアヘンの話は、テスカトリポカと繋がっていた。 最初の家賃と借家、大家の質の悪さ、途中の餃子対決をする女の子の話は、設定が未来の中国だった。 作家の思い道理に書け、読者も純粋に楽しめる作品は、力量がそのまま表れる。SFの良さだ。

          中国・SF・革命

          SGU,冲方丁

          うーん、近未来SF警察物なんだけど。 面白かったよ。十分に。映画にもなるらしい。もうなったのかも? まず、良かったのが伏線の多さ、最後にまとめてドッカン、という期待を裏切らない良さ。 で、もう一つだったのが、過去形なんだよね。それから現在日本での問題から発展してこうなったよ、という説明が、この書き方は必要なんだけど、SFの世界にイマイチ感情移入できない冷静さ際立つ文章。 理由は戦闘で重要なので、読めば分かるけど、武器の説明も長い。 ぶっ飛んだSF読みたいんだよ~って

          探検家、サマセット・モーム

          言い訳をしない探検家は、誰からも理解されない。 だが、最後に、最も危険な旅に出る前日に、最愛の人に理解してもらえる。 モームはいつもサラッと書くけど、内容は深い人生の決断、しかも世間体を否定して得た自我を確立する。 人間の絆や月と6ペンスもそう。 もしかしたら、読まず嫌いの名作が、最も欲していた作品かもね。

          探検家、サマセット・モーム

          襲大鳳、今村翔吾

          一気読み。眠いのに仕事(笑) 面白い上に、水戸黄門並の真っ直ぐ構成。 眠いから打ち間違い多く、前に進まない。 小説は前に、仕事は繰り返し(笑)

          襲大鳳、今村翔吾

          襲大鳳

          前フリ凄いよ。 今村翔吾の正面から書いた生き様小説。 不良やヤクザの生き方じゃない、本業で頑張る男ども。 自分の才能のなさを嘆き、出来ることを必死で行う、火消しの生き様。

          火喰鳥、今村翔吾

          これちょっと良いねえ。 有名な作品ではなくても、傑作と言える。 職人魂とか、一癖あるけど才能も凄い人の成長、挫折からの復活、勧善懲悪の明快さ。 こんなに面白いとは、期待以上でした。

          火喰鳥、今村翔吾

          指の骨、高橋弘希

          よく言われるけど、もはや軍隊とは言えない。 補給は現地で略奪って、そんな国なんだよ、日本は。 撤退と言わず、も同じ。完全敗走。

          指の骨、高橋弘希

          あ・うん、向田邦子

          人情物の中にちょっとづつ戦争の影が見える。 友情、愛情、ミエ、劣等感。 いつの時代も同じ。家族の物語は、いつも懐かしい思いがする。

          あ・うん、向田邦子

          野火、大岡昇平

          自分の血を吸ったヒルを食べる。虫食いの跡のある草は毒がない、と安心して食べる。生の芋を食べる、手榴弾で剥がれた自分の肉を食べる。 そして、人肉と分かっていた猿の肉を食べる。 戦争を知らない人間は、半分は子供である。 戦争が利益になる一部の者に賛同する者が出てくる、兆候。全ては兆候。 これは、自分自身が経験しないと書けない。圧倒的な事実。

          野火、大岡昇平