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パティシエが資産形成を始める理由

僕は一年ほど前から主に投資信託で資産運用を始めています。
仕事はケーキ屋で働いていますが周りの人に聞いてみるとほとんどの方が

「資産運用って何?」

「投資やってるんだ。すごいね」

ぐらいの感覚。
おそらくことパティシエ業界においてはこういう資産形成に興味を持って勉強している人はほとんどいないんじゃないかなーと思います。
(あくまで自分の周りの人を見た個人的な見解ですが笑)

ではなぜ自分は資産運用を始めたのでしょうか?

それは将来に不安を持っていたのと、自分の性格がわからないことはとことん調べること、の二つだと思います。

まず前者、将来に対する不安ですがこれは他の業界にも言えることかもしれませんが、ことパティシエに関してはこの問題はかなり深刻だと思います。

パティシエという職業は離職率がかなり高いです。
10年後には9割の人が辞めているとも言います。
なぜか、一つは労働環境の悪さだと思います。
基本的に長時間労働で仕事中は意外にも結構力仕事が多かったりします。
それに加えて作業量が多いので毎日走り回ってなんとかやっていく状態。
さらに狭い空間で毎日仕事をするので人間関係が悪くなりやすいです。
先輩と口論で喧嘩してそのままこなくなってしまう人も多くいると思います。
こんな感じでハードワークなのでそれに耐えられない若い子達などが早々に他の業種に転職してしまうことが多くあります。

もう一つ、低賃金です。
もうびっくりするくらいもらえません。
そもそもケーキ屋自体儲かるビジネスではないんです。
今はケーキのクォリティもどんどん上がっていってよりいいものを作っていかないとなかなか顧客がつきません。
それに伴って凝ったケーキを作ればそれに伴って人件費も上がっていきます。
年々材料費もどんどん高騰していってるので商品の値段をあげていきたいとこですがあげすぎるとお客さんが来なくなってしまう。
だから人件費を削減していくしかないんだと思います。
なので必然と労働時間が長引いてしまう。

これが若いうちはなんとかなるかもしれませんが、歳を重ねるごとにあまり上がらない給料と過酷な労働に、自分のケーキ屋で働くという夢が押しつぶされて他のもっと余裕のある業界に転職するということがあると思います。

要はこの飲食業界は余裕がないのです。
お金の余裕がない。
そしてお金の余裕がないからいつまで経っても豊かにならず、将来を危惧してパティシエを諦めていってしまう。
それってすごく勿体無いことですよね?

せっかく憧れていた職業につけたのに財政的な問題で夢を諦める。

しかもパティシエの人はほとんどの人が自分のお店を持ちたいと考えてるので余計にお金が必要になってくるんです。

だから将来が不安になる

自分がこの仕事を続けていて本当に豊かになれるのか?
開業できるほどの資金を貯められるのか。
家族ができたときに養っていけるのか。

年齢を重ねると嫌でも現実の問題が降りかかってきます。

そうした不安を払拭するために自分はとにかくいろんな情報をかき集めました。
副業も考えましたが仕事が大変なのでそんなことをしている時間も体力もありません。

そこで出てきた一つの答えが『資産運用』です。

投資って危ないんじゃないの?と思ってましたが調べてみるとそんなことはないことを知りました。

自分は一人前の社会人として生きているはずなのにこと『お金』というジャンルに関してはあまりにも無知だったのです。

自分で情報を集めて知識を得ていくと自然とどうしたらいいのか、という次に進む道が見えてきます。

けどみんな将来の不安はすごくあるけど、調べることをせずただ受け身で怯えている。

だから飲食業界はお金の知識がないので怪しいマルチ商法や投資詐欺に引っかかりやすいんだと思います。

今の自分達に必要なのは「いい金融商品」ではなく「いい金融教育」なんだと。
まずは知識を得て判断する力が必要なんだということを学びました。

そういう不安から自分は金融について勉強し、資産運用を始めたのです。

解決策があることを知れば夢を諦めずに追い続けられるかも知れないし
パティシエ業界から将来の不安を無くしてみんながいきいきと仕事していけるかも知れません。

だからパティシエにこそ、もっといえばブラック業界と言われている飲食業界こそ、正しい金融知識が必要だと思います。

一緒に学んでいきましょう!!

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