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薪事情

八ヶ岳の新築別荘が11月下旬に引き渡されて以来、東京に住むTが毎週末通っています。ただ、12月に入っても八ヶ岳南麓は(と言うか全国的に)気温が高めで、それに加えてOMソーラーの効果があるため、室内は常に暖かく保たれていてまだそれほど薪ストーブをガンガン焚く必要がありません。

ちなみに、OMソーラーの稼働状況はリモートでもネット経由でリアルタイムに確認できます。それを見ると日中はOMがせっせと家を温めてくれていることが分かります。平日は誰も家にいないのでちょっと勿体ない感じもしますが、太陽熱エネルギーだけを使っているエコ装置なので問題はありません。逆に平日基礎から家が温まっているので、週末に行っても家が冷え切っていることはなさそうです。

平日人がいなくても自動運転のOMソーラーが建物を基礎から温めてくれます

ただ、天気予報によると来週あたりから気温が下がり始めるそうですし、さらにKがシンガポールから家族を連れて一時帰国して年末年始を別荘で過ごす予定なので、今後は薪の消費量も増える見込みです。

じつは、家の引き渡しの際、定住されているお隣さんのご厚意でかなりの量の薪をいただいていたので、引き渡し後しばらくは薪問題を考える必要はありませんでした。いただいた薪はまだ残っているのですが、底をつく前にそろそろ調達方法を考えななくてはいけません。

ただ、薪は割ったらすぐに使えるものではないので、当座で使う分と長期的な確保を分けて考えなくてはいけません。まずは今シーズン使う分を考えてみました。

地元のスーパーなどでも束単位で薪が売られていますが、まあまあいいお値段がします。1stシーズンは火遊びがお盛んになるのは自分たち自身十分承知しているので、頻繁にスーパーから何束も買ってくるのは経済的にも運用面でも難がありそうです。

そこで目をつけたのは、薪ストーブを購入したdldさんの薪宅配サービス。

11月〜4月のシーズン中、加入者宅を定期的に巡回して常に薪棚を満タンに補充してくれる便利なサービスです。薪棚から減った分だけ都度補充してくれるので、薪の残量を気にする必要がありません。別荘族にはもってこいのサービスです。

ただ、昨今の移住ブームで急激に薪の需要が高まったそうで、今シーズンから長い方の薪長が45cmから40cmに短くなり、それでいて単価が一束418円から462円に値上げされてしまいましたが、それでも利便性を考えると薪のストックがゼロの新参者にとっては十分ありがたいサービスです。

もちろん、薪割は山での生活においてアイコニックなライフワークの一つであり、僕たちもいずれは自前調達へ切り替えて行くつもりですが、当初は別荘の環境や外構整備に多くの時間を取られるため、しばらくはこのサービスに頼ろうということで早速担当の方にメールで連絡。一度お会いしているので話もスムーズです。数日後には留守中の別荘に専用棚を設置して最初の30束を置いて行ってくださいました。

dld薪宅配サービスの目盛り付き専用棚が設置されました

配達された薪は太くしっかりとした薪なので今のところ満足しています。専用棚の設置場所のすぐ横のデッキ上に常時利用するストックを置く棚を置いているので、薪の横持ちも楽ですね。これで当面は薪問題で悩むことはなさそうです。

落ち着いたら、おいおい長期目線での薪の調達を考えていきたいと思います。

右の棚がdldの専用棚。今後は定期的に巡回して減った分だけ補充してくれます