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「第1回 終活意識調査」に込めた想い|リリースの裏側

こんにちは、よりそう広報のタカダです!
すっかり冷え込む季節になりましたが、皆さまお元気ですか?

さて、先日匂わせをしていた調査ですが、無事発表することができました!

情報も伝えたいこともてんこ盛りにしすぎてまとまりのないリリースになってしまったので(反省)今回含めて3回程度に分けて、お伝えしたいメッセージを一つひとつかみ砕いて書いていこうと思います!

今回は、調査の背景にあるもろもろをつらつらと書いていきます。

▼そもそも、なんで「終活の意識調査」をやったか

ところで、弊社の事業は何かと聞かれて皆さんは何を思い浮かべますか?きっとお葬式やお坊さん手配(=法事法要)のイメージが強いですよね。実際に主軸のサービスであることは間違いないんですけど、実は弊社、「ライフエンディング・プラットフォームの創出」を目指しているんです!

ライフエンディング=人生の終わり。葬儀や法事法要はそのど真ん中にあるんですが、葬儀の前には終活があり、葬儀の後にはお墓・仏壇の手配や相続などがあり……と、実はひと続きのものなんです。
ですが、現状はそれぞれのサービスが細切れに提供されていることがほとんどで、ひと続きでサービスを受けられる仕組みがほとんどない……ならば私たちで作ろう!テクノロジーの力で!
ということで、それを一言で「ライフエンディング・プラットフォームの創出」と呼んでいます。

前置きが長くなってしまったのですが、一人ひとりがライフエンディングを長期的に考えられる社会になるには、まずは終活が当たり前の社会になることが重要だと思うのです。
いまは自分の人生に自分でオーナーシップを持ちたいという方も増えていますし、「子供に迷惑をかけたくない」という声を聞く機会も増えました。
今や良くも悪くも一人ひとりの人生は自分で意思決定を下すことが主流となりつつあり、家族に人生の終わりを任せる時代は終わりつつあるのではないでしょうか。そんな変化を手助けをするのが他ならぬ終活だ、とタカダは考えています。

ただ、実際問題みんな終活やってるの?というのは正直不透明でした。
終活しよう!若いうちから始めよう!やり方はこう!というハウツー記事はいろんなところで見かけますが、ある調査では「エンディングノートを最後まで書ききる人はほとんどいない」なんて言われています。
「認知はされているけれど、実際に腰をあげる人はほとんどいない」というのが実態なのでは?と思われているものの、それを実証するデータもほとんど存在しません。つまり、実態がかなりふわふわしているのです。

何はなくとも、まずは実態を知らなければ!という想いで取り組んだのが、今回の終活意識調査でした。

▼前置き:属性で傾向を見る葛藤はありましたが

今回の調査では、年齢・男女・婚姻状況・それに年齢と、多様な観点からデータを分析してみました。その結果、やはりおかれた属性によって考えていることが全く異なる実態が見えてきました。ただ実は、最初は年齢のみで属性を切ってデータを見ようとしていたのです。
というのも、男女とか婚姻状況、それに子供の有無でデータを見たらいろんな違いが出てくることは百も承知だったけど、対立軸を生んでしまいかねない属性でもあるからです。(年齢ももちろんその危険をはらんでいますが、直前に挙げた3つほどではないと考えました)
とはいえ、実態を知るからにはいろんな視点から比較をした方がいいことは事実なのでやってみたところ、男女差や子供の有無の差で想定以上の意識差が出てきて分析が楽しくなってしまいました。(そしてあの超大作ともいえるリリースが生まれました。とっ散らかったことへの反省はしています)
そんなわけでこの調査、あくまで属性差のみに注目してほしいですし、逆に言うと属性による決めつけには使わないでほしいなあ……と願っています。

▼調査してみてよかった

とはいえ、分析の結果分かったデータはとても考えさせられるものでした。
例えば、男性はそもそも終活に興味なさげとか。あるいは、女性は終末期医療や介護まで含めた長い目で準備することを「終活」と認識しているとか。
それがいいとか悪いではなく、各属性ごとに全く認識が違うことが分かったのが大きな収穫です。興味のない人に無理に押し付けてもしょうがないし、興味津々な人にあっさりしたサポートをしても満足はしてもらえないじゃないですか。人には人の乳酸菌、人には人の終活法(ごろ悪い)。
今まで終活サービスは手探りかつ紋切り型のものが多かった印象ですが、こうしたデータをきっかけに多様性を担保したサービスが出てきても素敵ですよね。また、「なんでうちの親は終活しないのか……」「なんでうちの子は終活なんて進めてくるのかしら……」「なんであの人は……」「なんでうちのお客さんは……」みたいな認識ギャップ解消のお手伝いも出来たらいいなと思います。

▼調査を「毎年恒例」にしたい

タカダ個人の想いとしましては、この調査は「毎年恒例」のものにしたいのですよね。
これからよりそうも終活事業にちゃんと乗り出していきたいわけじゃないですか。もしかしたら数年後には、よりそうの取り組みが影響して終活の流れが変化を迎える可能性だってあるわけです(夢見過ぎですかね……?笑)
ちゃんと終活のトレンドをキャッチしながら次の打ち手を探していくためにも、毎年やっていく体制にしたいなーと思います。

次回は、データを見て感じた「子どもが減るのに高齢者が増える問題、実は終活ムーブメントにとってピンチなのでは」説について書いていきます!

以上、オフィスがワンフロアになったのでCS(電話相談スタッフ)のメンバーと話しやすくなって嬉しいタカダでした。

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