原爆も終戦も暑い夏だった!。この暑さは浮世絵の「川遊び、花火」で慰められる。
悪夢から歳月が進み国は憲法改正だとか、国民への無視や誑かしが垣間見る事態で、再び権力の暴走が地下で蠢いている。
今後の夏は涼しい川遊びを想像しよう。浮世絵はそのような生活を楽しんでいた戸時代の文化、平穏な260年間の営みが理解できる。特に印象深いことは習いごとが流行り経済も世界一の都だと称されていたことだ。
習い事=経済発展という説は聞いたことがないが、筆者は十分あり得ると考える。
習いごとが経済発展まで可能にする独断的考察
自分ファーストな人は「他人に教えを乞う」習いごとはしません。=「進歩がない」。
社会が安定していることが前提ですが 他人に習う、学ぶ姿勢は祖先が単独で生きるより他人と協調して進化する、群れを選択してきた人類の歴史に沿う行動と言えます。①他人に教えを乞う行動は他者を敬い②自分は謙虚で自分も人並みに上達したい=向上心を持ち努力を惜しまない人です。③その上習いごとが流行ることは、努力家が多く加わり集団として大きな力を得る態勢になり、④ほんの僅かなことでも継続して努力することで視界が広がり、社会のなりわいまで理解できて、争うことの愚と協力協調の大切を知る。
イチローさんが言いました。「初めは自分のために努力してきたが、途中からシアトルの観客に喜んでほしいと努力するようになった」。イチローらしい発想で、メジャーリーグの数々の記録を塗り替えたエネルギーは、満足して終わる自己愛型努力では成し難く、他者への無欲な人間本来の善意、美意識、本能的な継続できる力だから成し得たと言えます。
なので人間同士が協調性を持って文化を楽しめる社会であれば、
自然に経済にも効果は波及する。
このような「いにしえ人の文化」に感銘して、5~6年前にサイトの題名と内容を「他人を敬ういにしえの文化」に変更し、趣味の水彩画も「浮世絵風な水彩画」としてホームページで訴えています。サイトは2003年にUPし現在のアクセス数は全頁の累計で350万を超えています。
「侘び寂」とか「粋と風流」は英訳し難い日本人の独特な感性であり自然観ですが、江戸文化もこの遊びこころが根底にあり、余裕の人生観や美意識としてどこかで影響を受けていると言えるでしょう。
現代でも桜の時期に屋外で花見の宴を開かれますが、主宰するテニスサークルでも毎年楽しんでいます。
ちなみに筆者は1941年4月24日生まれの爺さんで、家業を継いで地域の憩いの場として理容室を運営。定休日は海釣り、アユ釣り、テニス、水墨画、水彩画、エッセイ、陶芸、HP更新など楽しんでいます。「他人を敬ういにしえの文化」検索 http://yorio-salon.sakura.ne.jp/
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