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ゴリラの愛情ある子育て
数十年前にテレビで未開の民族の生活を見たことがある。ジャングルの奥地に住んで自然と共有する原始的な生活だった。住居は雨がしのげるだけの小屋だが、自然に依存する生活なら何も不自由さはない。近くの山や太陽を神として崇め悪霊や呪いを信じる素朴な生活である。 一人の子供が亡くなった時に、村人全員が、大人も子供も声をあげて泣き悲しんでいる光景があった。自然と共有できる生き方は、他人とも共存する生き方だと感じたが、平均寿命は短いけれど心は豊かで、共存できる村人との助け合いが生活そのものという環境が羨ましい。 またyoutubeで類人猿の子育ての動画を見ると、親の表情は穏やかで愛情が溢れていて、興味を示す兄や姉が乳児に近づいた時の、乳児を守ろうとする親の距離感が素晴らしい。赤子をあやす仕草なども腕で抱きながら少し揺らしていることが驚きを禁じ得ない。 かつての人間は同じであったと信じるが、文化が進んだ現代人はどうだろうか? 科学が進んだだけで文化は衰退しているとしか考えられない。 今年の日本社会は記録的な少子化で、政府は国力が落ちることを心配しだしたが、少子化及び虐待の数値は、日本が過去にない不安定社会であることを示し、また政治の根幹である「国民生活向上」からも取り残されていることを示している。 若いお母さんへ。子育てに疲れたらyoutubeで「動物の子育て」を見て母性に 目覚めて欲しい。大宇宙のなかの二人分の生命が輝くように。 web site 「他人を敬ういにしえの文化」検索
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