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「書く習慣」DAY9|あるトップスターが教えてくれた「諦めない心」-最近泣いたこと-

本を読んだり、映画を観たり、どうしても思いどおりに行かなかったり……  大人になっても泣くシーンというのは実に様々です。

わたしも例外なく、そんなシーンを繰り返してきました。
ですが、肝心の涙シーンについて、正直よく思い出すことができません…… 

きっと「涙を流す」という行動で、じぶんの感情を「完結」させてしまっているのかもしれないですね。

そんなわたしでもよく覚えている涙したシーンはといえば、2019年まで遡ります……

「諦めない心」を教えてくれたトップスター

忘れもしないとある田舎街の映画館でのこと。
まだ好きになって一年も経たないというのに、わたしはひとり映画館で、宝塚歌劇団星組トップスターの紅(くれない)ゆずるさんの退団公演をライブビューイングで見届けました。

紅さんを一言で表すと「とても個性的なトップスターさん」です。わたしが知り得る誰よりも直球なお方でした。そして、大声で笑ってしまうくらいの面白さをいつも届けてくれました。

そんな紅さん率いいる星組と出会えたから、わたしは宝塚歌劇の舞台に惹かれたのです。

『宝塚歌劇』に対するイメージをいい意味で崩してくれた星組。その出会いはまるで『何か新しいもの』と出会ったかのような、ワクワクで包んでくれた瞬間だったことを今でもよく覚えています。

そんな紅さんが退団公演で仰られたこと。

「私がいまここにいるのは、諦めなかったからです!」

この言葉を聞いた瞬間、涙が溢れでました。
それは「紅さんから発せられたお言葉」だったからこそです。

宝塚歌劇というのは試験の「成績」で「序列」が決まる世界です。ときにはファンまでもがその「成績」を重んじて行動しなければならないので、本当にとても重要視されていますよね……  (例えば、出待ちするときはジェンヌさんの成績順に、ファンも並ばなければいけないとか……)

紅さんは入団時、48人中の47番だったそうです。
そんな紅さんは、トップスターになるための登竜門をギリギリで幾度となく突破されてきたと語っていました。

そうです。紅さんは、いくつもの高い壁を何度も登りつづけて、トップスターになられたお方なんです。

そんな紅さんが最後の退団公演で仰られた言葉だったからこそ、いくつもの可能性を諦めてはすくい損ねてきたわたしの胸に、ずしりと突き刺ささったんだと思います。

「諦めない心」を持ち続けたからこそ、こうして目の前で輝かれている紅さんがとても眩しくて、同時に説得力のありすぎるお言葉に目頭が熱くなった瞬間でした。

「わたしも紅さんのように、諦めない人生を歩みたい!」

「直感を大切に」をモットーに

この日を境にわたしは、「直感」に正直に生きようと決意しました。

「やりたい」と思ったことはやってみる!
「なんだか嫌な感じがするな……」と思ったら離れてみるよう!

もし今のわたしが、あの映画館に再び戻ってあの瞬間を改めて生きることができるなら、「号泣」とはまた違った感情を持つのかな?と思ったりします。

だって紅さんに教えてもらった最強の「諦めないマインド」で、ポジティブに挑戦する生きかたをはじめることができたから。

今だったらきっと、心からの「お疲れさま!」と「ありがとう!」を紅さんに叫んでいることでしょう。

2019年のあの映画館で、あの瞬間と出会えて本当によかったです。

ありがとう!紅さん!



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