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10年ぶりの卓上時計

「 " 時間 " を手放して、生きたい。」

そう思っていたはずなのに、とつぜん部屋に「時計」が欲しくなった。

どういう心境の変化だろう?

あまりにも「時間」から遠ざかると、この世界で生きていくための歯車が狂ってしまうのだ。

「郷に入れば、郷に従え。」

共通概念はときとして強い味方になってくれる。

思いったら、即断決行。

無印で小さな卓上時計を買ってきた。

シンプルかつ、デスクのうえにちょこんといてくれる可愛さに一目惚れして選んだ。木目のデスクと、白い時計の相性がよくて、嬉しい買い物ができた。

いま目のまえで、秒針を刻んでいるこの卓上時計。

カチカチ……

という音が心地よい。「時を刻む音」がする。

いつもはスマホで時間を確認していた。
時計がやってきてからは、スマホを無駄にさわる回数が減ったような気がする。

つねに時計が目に入ると「時間が進むこと」に焦りを感じるかな?と思ったのだが、今のところはうまく付き合えている。

さいきん時間にルーズ気味だったわたしには、もってこいのアイテムのようだ。
noteだっていつもより早く書きはじめることができた。

「時間」を失うことに恐れていたのは、きっと自分にとっての「ネガティブ」なことで埋め尽くされていたからではないだろうか。

いまは「ポジティブ」に過ごすことが多くなったぶん、時間に対する「恐怖」ではなく「歩みより」ができるようになったのだ。

「時計がほしい」

そう思えた自分に、ちょっぴり成長を感じた一日だった。
大切にしたい。この愛おしい卓上時計を。


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