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「失敗は抜きにしてやってみよう」の風潮(ライブ配信を始めて感じたこと①)

コロナ禍で、4月以降、オンライン化が進んだ。テレワーク、オンライン配信など、それぞれの業界で日常的なことが叶わず、必要なことが代用された様な流れだと思う。

タイトルで書いているとおり、私がこの時期の風潮でよかったなぁと思うのは、「失敗は抜きにしてやってみよう風潮」だった。先に述べると、テレワークをやらざるを得なくなり、不正アクセスも増えたという話はあったように記憶しているけれど、それでもまずやってみる、という動きが盛ん起こったことは私個人ワクワクした。

サービスが飽和するなかで、質の向上が激化した時代。きっかけと言えば不謹慎だけど、日常が立ち行かなくなった時に、どうしたらいいのか、という思考のなか、「とりあえずやったことないけどやってみよう」ということで、オンライン配信やEC展開に挑戦し始めたのは事実である。

やったことのないことですから、失敗も多くした。
・配信時間に設定トラブルで配信が遅れる
・音が出ていない
・ライブ配信の対談の進行がめちゃくちゃ
・リリース時には抜けのあるサービス
・ZOOM→OBSまでは理解して、ZOOMとオーディオインターフェースの相性が悪く、結局今となってはAIは使わずにPC用マイクをジャックに差して簡易にやることになった(AIが無駄になった)

などなど。事業的にはおそらく失敗に属することだろうし、怒られてもおかしくないこともあったと思う。けれどそれでもやり続けるしかなかったし、それが許容されていたわけです(と勝手に解釈している)。

6月になると、配信する人も増えて、配信自体は目新しくなくなり、サービスの品質も一定化されてきた。「手探り」というフェーズが抜けて、また一定の『サービス化』されてきたように感じる。おそらく、2020年という一年はまだまだ「やってみる」期間のように考えている。けれど、おそらく日常的ななかでもそれで行動してみることは大切で、手探りが新しいことを生んでいくのだなと実感できたことが大きい。加えてこれは余談ではあるが、手探りということが社会全体として許容されたこと、この余白は今後も残っていてほしいと願うところである。この、ある意味生きるなかでの本質的な経験をしたことは、私のキャリアや価値観を変えることにもなると思っている。

※ONOMICHI SHAREのFacebookページで毎週木曜日ライブ配信をしています。本文に記載しています手探りの時期でした、初回3月25日の配信をリンクを貼っておきます。


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