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梅雨を引きずり下ろして秋

5月病の空が泣いたんだ
去年枯れた涙を必死に抽き出して
だらだらとグダグダと
メンヘラみたいな事ばっか言って
横目で私のことを見ながら
僕はもう一生晴れないよ
なのに君は君ってやつは
そんな無様でまだ立ち上がるのかよ
そう聴こえた気がしたけれど
まあ何でもいつかは消えて無くなると
思うから
バカな言葉なんて僕が耳に入れないだけで
なくなると思うから
相変わらずの初心な目で
億万光年先を見るつもりで
靴紐をアゲハかモンシロにするんだ
もう行くからね 何言っても効かないよ
だって僕には会いたい夢があるんだから
走らないと絶対嫌だから
泣いてちゃ自分しか変えられないんだから
つま先に地面を 足の甲で靴が曲がるのを感じながら
ぐっと踏み込んだ
相変わらずもやっとした空気を感じるけれど
どこか遠い走った先には
きっと笑った空がいる
大丈夫だろう
僕にはそう信じる心があるのだから

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