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あなたのための時間を

病院に向かうため電車に乗ってたらお腹が痛くなってきたため、途中の駅で降りた。
持っていたホッカイロをお腹に貼って、再び電車に乗る。夏にホッカイロを持っている人はなかなかいないだろうと思う。
朝の時間帯だから久々の満員電車で、気分が悪くなってくる。遅れもあって病院の予約時間に間に合わなくなってしまった。緊急時用の薬を飲み、重い足取りでなんとか乗り換えまでの通路を歩く。10分近く掛かる乗りかえが辛い。もう間に合わないからと諦めの気持ちでゆっくりと病院へ向かった。

運のいいことに同じ名字の患者さんが私より先に到着していたらしく、間違えて先にカウンセリングに案内されたようだった。予約時間を過ぎてしまったので私はもう受けられないかと思ったけど、よかった…ちゃんと予約した時間分を受けることができ安心する。

「充実していると思える時間を増やしてください」と言われる。また、仕事についての悩みを色々話したところ、どのような時間の使い方がしたいか、何を優先したいかが重要であることが見えてきた。単純な話だが、私は無駄だと思えるような時間を我慢して過ごしていた部分もあったのだ。それは周りの人のためであったりお金のためであったりしたけれど、何よりも自分自身のこころを大切にできなければどうしようもないよな、と今は思う。

抗うつ薬の服用も再び初めからやり直すことになった。

都会の街の空気を吸って、ほんの少しだけ元気になる。
私の望むものは、こころの平安だ。


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