せめて今日くらいは

せめて今日くらいは、と思う。
肩の力を抜いて気楽に一日を終えてみたい。

猫用の冷感マットをAmazonで注文して、今か今かと届くのを待っている。猫にとってもこの夏は試練の夏だ。最近は電子ピアノの裏や冷蔵庫の脇が涼しいことを発見したようでよくそこらへんに居る。今朝も涼しいところに落ち着いているのを確認して、じゃあ行ってくるね、と声を掛けた。

駅に向かう途中で今日はなんだか、頑張りすぎなくていいかな、とふと考えた。きっと連日のプレッシャーに耐えかねて自己防衛本能が働いてるんだと思い、そのことに「よしよし」とほくそ笑む。偉いぞ…精神的に無理をしないように無意識に心を守ろうとしてくれているじゃないか。
なんで自分自身の頑張りのために追い詰められなきゃならないんだ。認めてもらいたいから？そんなの、今すぐじゃなくたっていい。
失敗を恐れて、してしまったことに後悔したりするけど、それでいいじゃないか…。失敗を怖がっていたら経験を積まずに歳だけを重ねていってしまう。

そんな前向きな現実逃避を、頭の中で繰り広げる朝のこと。