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2歳児、保育園に入るまえの朝の儀式

前回の「朝食は、いちばん好きなものを食べよう」というnoteに、思いがけずかなりの反響をいただいた。

(「スキ」「フォロー」も多数いただき、本当にありがとうございます!)

ここでは、慌ただしいわが家の朝食の様子を書いたけれども。4歳、2歳を無事に保育園に送り届けるまで、私のノンストップな朝は終わらない。

そこで今回は、冒頭noteのつづきとして、朝食後から登園までの様子について書いてみようと思う。

* * *

育休中のいま、保育園は午前9時に行く。

それまでに、上の子ふたりのご飯を食べさせ(というか勝手に食べ)、着替えと持ち物を準備する。

4歳はひとりで準備できるようになったけれど、問題は2歳児。「いや!ふく、きない!」と、家をでる直前までオムツと肌着。

まあいいか。『おかあさんといっしょ(←Eテレ)』が終わるまでは自由時間。ふたりで遊んでいてね。ママは赤ちゃんのミルクをあげなければ。あとは少しばかり家事も進めておきたい・・

と、5分ほど台所に籠ったが最後。

ええい。もう出発の時間。片付けはムリムリ。

「グミあるよ」と2歳児を玄関に誘い、その場で服を着せてベビーカーに乗せる。4歳児は、えっと…水筒とリュックを持ったね。私は、忘れずに赤ちゃんと抱っこ紐で合体。

さあ、みんなで家をでよう。

* * *

以前、わが家の真ん中の子2歳児について、こんな記事をかいた。

「2歳」といえば、いわゆるイヤイヤ期。

やりたいこと/やりたくないことを主張しては、要望が通らないとカラダいっぱいのけ反っては「いやぁぁっ!!」とギャン泣き。

そうなると、赤ちゃんを抱っこしている私には、もうお手上げ状態。

子ども3人連れての保育園の送り迎えの難易度は、この2歳児の機嫌ひとつで変わるといっても過言ではないのだ。

さて。グミに助けられ、今日はすんなりと保育園までは到着できた。

ベビーカーから2歳児を降ろそうとすると。

「ほいくえん いかない」

むんっと唇つき出して主張する2歳児。

うん。ここで焦ってはいけない。2歳児の「保育園 いかない」という主張には2パターンがある。

ひとつは、「保育園がイヤだからいかない」というもの。これはとても厄介だ。

「イヤ」という気持ちを切りかえるのは、なかなか難しい。

30分以上、保育園のまえで押し問答して、結局はギャン泣きする2歳児を先生になんとか引き渡す…という、親子ともにしんどい展開になることが容易に想像できる。

「どうしたいの?」と、2歳児に聞いてみると、「ベビーカー、のるの」と教えてくれた。

ということは、もうひとつのパターンかもしれない。

それは「ほかにやりたいことがあるから、保育園いかない」という主張だ。

「ぐるっと あっち いくの」と、2歳児はさらに言葉を続けた。

ははーん。いつものアレね。とほくそ笑む私。

実は最近、2歳児には「保育園に入るまえの儀式」ができたのだ。

今日も、この儀式をしてから保育園へ行きたいらしい。

分かった、分かった。あそこに立ち寄ってから行こうか。

2歳児を乗せたままベビーカーを押し、保育園の裏手へぐるっと回る。4歳児は私の後ろをとことことついてくる。

目的地にはすぐ到着した。

ここは保育園の給食室のまえ。窓からはお昼ごはんの準備のため、パタパタと動く栄養士さんたちが見える。排気ダクトからはふんわりとごはんの匂い。

「今日のお昼ごはんは、なんだろうねぇ」と2歳児に尋ねると、「とーふ だよ」と、勢いよく答えてくれた。

そっかぁ。豆腐の匂いはよく分からないけれど(笑)

今日のお味噌汁に豆腐入っているといいね。じゃあ、保育園にいってご飯をたべよ?

4歳児も交えて、3人で本日の給食に思いを馳せる。

「保育園いこうか?」とふたりに聞くと、「いいよー」と2歳児が笑顔で答えた。

* * *

仕事をしていた頃のことを思い出すと、朝、こんなに余裕をもって子どもたちに接することが出来なかった。

時間がとまればいいのになぁ。

いや、せめて、もう少しゆっくりと進めばよいのに。

そんなことを考えながら、つい30分前に慌ただしく出発したばかりの家に戻った。

よし!頭を切りかえて…

今日もお片付け、お片付け!


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