年末年始。あまりにもスローで。

年末年始は喪中もあってか、とてもとてもスローな休みを過ごした。その日数はなんと9日。何もしない年末年始を過ごすのは、小学生ぶりくらい。学生時代は年末年始までバイトを詰め込んでいたし、社会人になっても本業が終わっても他の仕事をしていたりした。

あまりにも時間に余裕のありすぎる年末年始の過ごし方が、今年の私の過ごし方のヒントとなった。そんな気がして、今noteを書いている。

スケジュール帳はまっさら

私は普段、アイデア帳の他にスケジュール帳を持っている。そこに1日やったことをタイムテーブルとして書いて、何にどのくらいの時間を使ったかどうかを書いていた。たとえば、朝ごはんで30分といったように。その習慣は怠けがちな私にとってとても助かるものだった。

だけども、年末年始の私のスケジュール帳はまっさら。箇条書きで「トイレ掃除をした」「妄想した」「昼寝」とか書いてある。1日の感想欄には「スマホやPCをみない生活は楽」と書いてあった。

実際にスケジュール帳に「今日やったことリスト」をつらつら書いていると思いの外自分が1日のうちにたくさんのことをこなしたのがわかる。どんなにボーッとした日でもご飯を食べているし、寝ているし、掃除をしている。何にもしてない1日も何かをしているんだと気づいた。「2021年はどんどんサボっていこう」と思った。

検索生活とはおさらば

先にも書いたように、年末年始は完全にスマホとiPad、PCを使わない生活をした。本当に何も情報が入ってこなくて、誰の意見にも振り回されずにすんだ。HSPの私にとってこんなに楽に思えたのって初めて。そして、ネットを通して仕事をしていた身としてはわからなかったけれども、インターネットで偏った情報ばかり摂取していたみたいで。盲点だった。

だから今はちょっとめんどくさい作業になってしまうけれども、1日のうちに自分がどんな情報に触れたかどうかを知るために、どんなワードを調べたかメモをとっている。そのことによって自分自身のメンタルのバロメータにもなるんじゃないかなって思ったりする。ちなみに今興味があることは「アート」と「夢」みたい。(だって寝てばかりいるし仕方ないよね……)

検索生活とほぼおさらば状態の私なのだけども、検索しないことを習慣づけたら自分でいったん考える癖がついた。今の気持ちをじっくり咀嚼して「どうしてこう思うんだろう?」とか、他人の言動をみて「どうしてこんなことを言うんだろう?」とか。周囲の観察は面白い。HSPだからより一層。検索から離れた生活はめっちゃ自由。人のおすすめに頼るのは効率良いけども、自分の感覚を信じる生活の方が楽しいと思っている。(とくに味覚)

掃除が楽しい

昨年は断捨離生活だった。とにかく捨てた、に尽きる。あらゆるものを捨て尽くしてしまった先に、次に私は何を求めたかと言えば、それは掃除だった。特に水回り。トイレ。お風呂。

「水回りを掃除すると運が良くなる」と聞いていたが、運が良くなりたいというよりも「とことんきれいにしたい」という気持ちの方が大きかった。トイレ掃除道具を買い込んで掃除に集中したら、一仕事終えたような気がした。すっきりした。なぜか翌朝肌艶がめっちゃ良くなってた。

そしてお風呂掃除。年末年始あまりにも時間がありすぎて、朝お風呂に入るのが好きになった。お風呂に塩を入れてデトックスする。そして、バスタブの水を抜いて磨き上げる。とても楽しい。夕方はお湯を沸かして好きな香りのするバスソルトを入れた。自分で自分をケアしている感覚。とても心地よかった。おかげでフロスキー星人になってしまった。

ちなみにクナイプの夜用バスソルトがちょう気持ちよかった。バスタブにはったお湯がきれいに青くなる。リラックスできる。

なんというか、今まで「自分をいたわる」ということに関してあまり興味がなかった27年だった。でも、コロナ禍で自分を見つめることができて、「私が私に優しくしなきゃな」と気づいた。お風呂にゆっくり浸かること、掃除をすることって、自分をいたわることに繋がるなって思ったり。特に掃除なんてそう。トイレ掃除をするうちに「日々生きててありがてぇ〜〜」という気持ちでいっぱいになる。

何かに、そして自分に感謝することがどれだけ大切で、簡単なようで難しいということを掃除を通して知らされた。これからも掃除を続けていこうと思う。

2021年は「書く」以外の表現を見つける

書くことはとても楽しいし、私は書くことでしか自分を表現できない不器用なタイプだったりする。年末年始も書くことだけはしていた。そのくらい書くことが当たり前になっているらしい。

でも、最近「書くこと以外に感情を発散することをしたい」と思うようになった。でもそれは書くことを辞めるんじゃなくて、書くこと以外でも自分を表現していくものを見つけたいと思っているからで。

だから思い切って先日、演技の講座とバレエの講座、フランス語の講座を申し込んだ。今までだったら「私でもできるのかな」と躊躇いがちだったんだけども、「やりてえな」みたいな、喧嘩上等気分で申し込んだ。楽しみ。あとアートの講座にも申し込んでみる予定。

書くことでしか自分を表現できなかったからこそ、いろんなアウトプットをしながらマルチプレイヤーとなっていきたい。そこで得たことをまた書くことに還元できたらと思う。

ゆくゆくは肩書きを持たず、「私」という固有詞として生きていきたいものですね。2021年もよろしくお願いします。

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このお花、2020年の仕事納めが終わったあと花屋さんに駆け込んで買った。自分にお花を贈ってみた。「プレゼント用ですか?」と店員さんに聞かれるといつも照れる。(写真、めちゃくちゃ暗いけどもそれは許して)

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