リフレクションを続けてきたボクが、振り返ることから遠ざかってた話
夏休みの前半を人生最大級のイベントに向けての時間に取られており、気づけば夏休みも残り一週間ほど。
インプットもアウトプットも全然足りていないので、夏休み終盤の足掻きにとこの記事を書いています。気力があれば、あと1、2本は書きたいなぁと思っているところです。
今回の記事は、リフレクションについて。
前回(年度末に書いた記事)から約5ヶ月が経っていました。
今年度、初めての異動を経験し、新しい生活がスタートした私が様々な環境の変化により、振り返ることの習慣が崩れてしまったという話を書き残すことで、自分自身の記録として残しておくことはもちろん、どこかの誰かへの参考になれば幸いです。
1.リフレクションに取り組めなくなった日
今回、ある日突然書かなくなったというよりは、書く(パソコンに向かう)という習慣が徐々に崩れてしまったというのが現状です。
まずは、数字でその現状を捉えてみたいと思います。
1−1.数字で見るリフレクションの変化
ボクは普段から「たすくま」というアプリででタスクを管理することで行動ログを取るようにしています。
リフレクションの習慣が崩れてしまう≒行動ログも取れていない
のような状況なので、若干の違いはあるかもしれませんが、月別の実施状況は次のようになっています。
1月:27/31 87%
2月:27/28 96%
3月:29/31 93%
4月:28/30 93%
5月:15/31 48%
6月:11/30 36%
7月:22/31 70%
上記の結果からも、5月から6月にかけては、しんどい時期が続いていたんだなぁということが思い出されます。
1−2.目的・相手意識
なぜ、このような状況になったのか少しずつ分析していきましょう。
まず第一に相手意識ということが大きいと感じます。3月までは同じ自治体の先生方とグループLINEを作り、リフレクションを共有し、コメントし合うという流れをほぼ毎日のようにやっていました。
「習慣化」に大事な考え方ですが、自分との約束ではなく、人との約束にしてしまうことである程度の強制力が高まります。ある種の宿題のような感覚ですよね。
このグループでの振り返り。個人的にはとってもよかったです。
もともとお会いしたこともない先生方とのグループだったのですが、約半年間リフレクションを共有し合うことで、グッと距離が縮まっていきました。
近すぎず、遠すぎず、自分のクラスのことを一緒に喜び、悩んでくれるそんな距離感が心地よかったんだと思います。
第二に、目的意識が挙げられます。
ニュアンスが若干違うので少し言い直すと、自分の思い描いていた理想と現実のギャップをなかなか埋めることができなかったからだと感じています。
初めての異動を経験し、学校の雰囲気や子どもたちも違う中で、春休みに思い描いていた情景通りにはもちろんなりません。
「2校目なんだからちゃんとやれるところを見せないと」という自分の無駄なプライドも邪魔をしていたんだと思います。
結局自分を苦しめたのは、理想に向けて子どもたちを変えようとしすぎてしまったこと。一番変わらないといけないのは自分だということに気づけたのはだいぶ後の方でした。
2.自分自身の変化
リフレクションに「(鏡・水面などに映った)映像」という意味があるように、振り返ることから遠ざかってしまうと、自分自身を客観的に見ることができなくなってしまいます。
毎朝、鏡を見るからこそ身なりを整えることができますよね。
髪が跳ねてるなとか、そろそろ眉を整えないと、ということに気づかせてくれるのが鏡の役割です。
鏡を見る習慣をやめてしまうと、「爪が伸びてるな」と自分の目で見えるところだけに意識がいったり、「鼻毛が出てたらどうしよう」と無駄な不安で頭がいっぱいになってしまうように、振り返るという習慣も似たようなものだと思いました。
1日の中で自分自身をメタ的に見ることへの時間を少しでもいいから割くことで、自分の状態を確認することができます。
気持ち的にしんどいなぁ→振り返りを書かない
5分でもいいから振り返りを書く→しんどい気持ちも客観的に見れるようになる
このように、気持ちを変えるには行動から変えるべきだということにも改めて気づくことができました。(これが難しいんですけどね…)
だからこそ、習慣の力を意識したいと思い「習慣化サロン」で学んでいるところです。
3.書かない(書けない)自分と向き合ってみて
「リフレクション」という言葉を意識して振り返りを続けてきて、書く時期と書かない時期とを行ったり来たりしながら過ごしてきました。
今回、書かない(書けない)自分ということで記事を進めてきましたが、ログを見返すことで1〜4月にはあれだけ書けていたことに気づき、勇気づけられました。
日々のリフレクションに加え、週次、月次レビューとして週や月の振り返りも細々とですが続けてこれていること。
しんどい日々も含めて、それら全てが自分の財産になっていくんだなぁという感覚を得ることができた今回だったと思います。
ちなみにボクは大学の頃からほぼ日手帳ユーザーなのですが、いつか見た「たくさん書いた日も白紙の日も、全てあなたの大切な1日」みたいな言葉(めちゃくちゃうろ覚えです…)を思い出しました。
書きたいと思って書いた1日も、書かなきゃと思った1日も、どうしても書けなかったあの1日も。全てが自分自身の記録として残っている。
そんなことを考えながら、これからもゆるりとリフレクションを続けていきたいと思います。
最後までお読みいただいた皆様、本当にありがとうございます。
どこかの誰か、一人にでも多くこの記事が届き、何かしらのメッセージが伝わると嬉しく思っています。
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