保護猫のトライアルが想像以上にツラい
我が家にサビ猫のデイジィを迎えてすでに5日。
事前に「かなりのビビリさんです」とは聞いていましたが、予想を上回るビビリ具合に驚いています。
ネコチャンが家にやってきてメチャクチャうれしいし、日々ハッピーなのですが、それでもツラいもんはツラい。
・ご飯食べてくれなくてツラい
・夜泣きがツラい
・威嚇されると悲しくてツラい
・正直すごいツラい
超ビビリの保護猫の里親になって6日目の現状をお伝えします。猫ちゃんの性格や里子に来るまでの経験によっても事情は異なるかと思いますが、これから保護猫の里親になろうという方にとって少しでも参考になれば嬉しいです。
なお、デイジィはほとんどトイレかクッションに隠れているので、写真はほとんどありません…。いい写真撮れたら、追加していきます!
【デイジィについて】
デイジィは品川で保護されたサビ猫。里親募集サイトで一目惚れして、我が家に迎えることになりました。
我が家に来るまでにとても怖い体験(犬に追いかけられる)をしたらしく、お見合いではじめてあったときはトイレに引きこもっていました。
保護主さんや譲渡会の担当の方からは
「かなり臆病な子なので、慣れるまでに時間がかかる」
「2ヶ月はケージで飼わないといけないかも」
「それでもいいですか?」
といわれました。
今思えば、はじめて猫をお迎えする我々はあまりに無謀な選択をしたのかもしれません。…が、恋は盲目というヤツでして、「全然大丈夫ッス!」的な勢いで、デイジィを里子に迎えることに即決したのです。
【デイジィが家に来てから】
デイジィが我が家にやってきたのは2020年4月29日。
猫を迎えるにあたってこちらでもいろいろ準備はしていました。しかし、担当の方がケージ飼いが長くなるからと、巨大なケージやご飯、おもちゃなどを大量にくださいました。本当に助かっています。
初日はケージの組み立てやご飯やトイレのお世話についてお話を聞いて、そこからは(僕だけ)人生初の猫との共同生活の始まり。
人に慣れていないだけあって、ずっとこわばった表情でブルブル震えていました。もうこの時点でツラい。怖い思いさせてゴメン。
2日目以降はひたすらご飯とトイレのお世話。
たまに顔を近づけたりおもちゃで遊ぼうとしても「ウゥー…」と威嚇され、チュールなんぞ差し出そうものなら「シャー!」からの猫パンチ。
完全に怖がられてます。ホントゴメン…。
基本的にトイレかクッションの下に隠れて姿は見えず。
できるだけ怖がらせないように、必要以上の接触を控える日々が5日続きました。
【ご飯について】
「ご飯食べてくれない!ツラい!」と書こうと思っていたら、この記事を書いている真っ最中に、やっとこさチュールを食べてくれました。カミさんの根気と優しさに感謝しています。
初日から6日目の午前中まではご飯は食べない、水も飲まないという状態でめちゃくちゃ心配しました。
「猫は安心できる場所でしか食事しない」的なことは聞きかじっていましたが、ドライ・ウェットフード、ささみやチュールに子猫用ミルクetc… 何を用意しても食べてくれませんでした。
あまりに心配だったんで担当の方に聞いてみると「トイレしていれば大丈夫。1週間は食べないこともあるから、それ以上食べなければ病院へ…」とのこと。
結局6日目の正午あたりにカミさんの努力でデイジィはご飯を食べてくれました。…が、それまでは本当にツラかったです。
我々の勝手で仲良くなった保護主さんから引き離され、ケージに入れられたんじゃご飯も食べる気になりませんよね…。
【夜泣きについて】
夜泣きについても事前に色々調べていたので、「まぁ少しぐらいは泣いても仕方ないよね」と思っていましたが…。
夜泣きは今でもあります。デイジィの部屋と我々の寝室は隠れているので、鳴き声がうるさいとかそういったことは一切ありません。初日は威嚇以外の声が聞こえて嬉しいぐらいに思っていました。
あと朝起きると爪とぎが犠牲に…これは食べているわけではなく、引き裂いて楽しんでいるとか…こわ…
しかしこれが予想外の方面でツラくなってきました。
そう、デイジィが何故鳴いているのかが全くわからないのです…
お腹が空いているのか、寂しいのか、トイレを掃除してほしいのか。
きっともう少し時間が経てば、なんとなく鳴き声と要求が紐付けられるようになるのでしょうが、現状わかっているのは「トイレの入口で若干高めに泣くのはトイレ掃除の催促」ということだけ。
きっと言いたいこととか要求とか色々あるはずなんですが、デイジィの意図を全く汲み取ることができずツラいのです。
どうにもできなくでゴメンね~
【威嚇について】
猫と生活していれば避けられない(んだよね?)威嚇について。
デイジィを家に迎えるまでに、Youtubeでかなり猫の動画を見まくりました。威嚇している姿を見ても、動画であれば「かわいいね~」で済みますけど、本物は結構びっくりしますねw
まぁびっくりするのはいいんですが、威嚇されるたびに「まぁアンタには気を許してない」と言われているような気がしてめっちゃ凹みます。
愛情を押し付けるつもりはありませんが、全然なついてくれません。
いや、わかってるんですよ。時間がかかることぐらい。「この子は特に怖がりです。」という話に納得して受けて入れているわけですから。
仲良く慣れるまで気楽にやろうぜ~なんてカミさんと話していますが、内心すんごい寂しい。
早くナデナデしたいし、お腹に顔をうずめてスーハーしたい。膝の上で喉をゴロゴロ鳴らしてほしい…。
【デイジィとのこれから】
というわけで保護猫を迎えて6日目。ツラいと感じたことを色々と書きました。
これから保護猫の里親になる!という方は、おそらく同じような思いをされることでしょう。僕もカミさんも初日からずーーーーっと「保護猫 ご飯 食べない」でググってますし、担当の方には「助けてください」という近況報告を送った日もありますw
近づいただけで威嚇され猫パンチが飛んでくる現状で、爪切りどうしようとか、いつになったらケージから出してあげようかとか、ご飯を食べてくれたあとも悩みはつきません。
しかし!ツラいことはもちろんありますが、デイジィが我が家に来てくれてとても嬉しいし、夢にまで見たネコチャンとの生活も存分に楽しんでいます。
特にご飯を食べてくれるまではツラかったですが、はじめて食べてくれたときは歓喜に震えました。よくやったぞ、カミさん。(まだ威嚇されるけどね!)
もはやトイレの砂やクッションが動くだけ「カワイイっ!」となるし、夜中に物音が聞こえると「何してるのかな~」などとカミさんと話をしたりと、まだ一度も触ってもいないデイジィの虜になっています。
保護猫の里親になってたかだかい週間程度の僕が言うのもアレですが、保護猫の里親になることはやはり意義のあることだと思っています。
もちろん今はメチャクチャ苦労してますよ。ツラいことは多いし、このあとも間違いなく苦労すると思いますよ。でも、デイジィの最後を看取るその時まで、責任を持って付き合っていきたい。そう思ってます。
さて、こんな自己満足の記事を最後まで読んでくださりありがとうございました。デイジィとの生活の様子はこれからも定期的に記事にしていこうと思います。
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