大規模なウェビナーを定期開催するならZOOMよりVimeoを活用
最近はリモートワークの推進によって自宅で仕事をする人も増えてきていることもあり、ZOOMを利用する人も増えてきました。
ZOOMなんてよく分からないものは嫌だ!SkypeやLINE通話でいいじゃないかと散々言われていた頃が懐かしいです。
そんなZOOMですが、もし企業やアーティストなどでライブ配信(ライブストリーミング)をメインで利用する場合はZOOMじゃなくVimeoの方がおすすめです。
Vimeoは、YouTubeのように動画を投稿できるプラットフォームなのですが、YouTubeとはコンセプトが違います
ここで突然YouTubeの話が出てきましたが、後で繋がるので少しだけ説明させてください。
YouTubeは視聴者から利用料金を取ることで運営を成立させています。いわゆる広告収入ですね。
もし広告を表示させたくない場合には、月額料金を払ってねといった有料のプレミアムプランがあります。つまり、原則としては視聴者から料金をもらう形です。
一方で、Vimeoの場合は配信者から利用料金を取ることで運営を成立させています。その代わり、YouTubeのように視聴者に対して広告が挿入されることはありません。
※Vimeoは無料で利用できるプランもありますが、使える機能が少なかったり制限もあるので、あくまでもお試しの位置づけに近いです。
ただし、Vimeoの場合は、YouTubeのように何でもかんでも動画をアップロードできる訳ではなく、一定の質を満たしていないと公開することができないのです。
よくあるパクリ動画などは、当然ながら問題外です。クリエイティブな作品しか投稿できないため、オリジナルの動画が求められます、そのため、投稿される作品はクオリティもかなり高い動画が多いです。
そんなVimeoも、YouTubeと同じようにライブ配信をすることが可能です。
では、ここでライブ配信の機能に限って、三つのプラットフォームの特徴を比較してみましょう。
■YouTube
・ライブ配信の費用は無料
・YouTubeサービスからの複数配信はできない
※他サービスを併用することで対応可能
■ZOOM
・ライブ配信(ウェビナー機能)の費用は有料
※月額7400円~(パネリスト100人の場合)
・Facebook LiveとYouTubeを通して複数配信可能
■Vimeo
・ライブ配信の費用は有料
※プレミアムプラン月額7500円(視聴者数無制限)
・複数のサイトにライブ配信
・Live Q&A、グラフィック、アンケート投票
・動画をコンテンツとして販売することも可能
YouTubeはライブ配信をメインとしたプラットホームではないので、どうしても複数配信の機能が弱かったり、ライブ参加者の意見や声を吸い上げる機能がありません。コメントぐらいですかね。
一方で、最近利用者が急増している、ZOOMでライブ配信を行う場合は、ウェビナー機能を使えば参加者の意見や声を吸い上げやすく、ビジネスとして活用するのに便利な機能が備わっています。
ただし、参加者が多い場合は金額が高い。
ウェビナー機能を使うなら、最低でも7千円以上かかります。
また、Vimeoの場合は月額7500円のプレミアムプランでライブ配信を利用できますが、視聴者数に制限がありません。ZOOMの場合は人数が多くなればそれに応じて金額が高くなります。
Vimeoの場合は無制限にも関わらず、複数の配信先も選ぶことができるし、参加者の意見や声などを吸い上げる機能も充実しています。そのため一定数以上の参加者がいるセミナーを考えている人は迷いなくVimeoを使うことをおすすめします。
配信時の回線もめちゃくちゃ安定してます。
ZOOMも回線が比較的安定している方だと思いますが、多少乱れることもあります。このへんVimeoはかなり強いので、定期的にWebセミナーやライブ配信をしようと考えている事業者の方はVimeoも選択肢として入れておくとよいでしょう。
インターネットビジネス業界ではVimeoはかなり有名なプラットフォームですが、まだまだ知らない人も多く、最近利用者が増えているZOOMでそのままウェビナー機能を使ってライブ配信をしている事業者も多く見かけます。
利用料金なんて結局は会社のお金なので気にしない人も多いですが、もしビジネスとして取り組んでいるのであれば、Vimeoでどんなことができるのか一度チェックしてみてくださいね。
それでは。