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再びサウロンの目

Massive Nearby Spiral Galaxy NGC 2841

https://apod.nasa.gov/apod/ap210124.html

このど迫力、サウロンの目を瞬間的にイメージした。

4600万光年先の大熊座にあるNGC 2841とカタログ化されているこの銀河は、既知の銀河の中でも最大クラスの銀河だ。
差渡しが、15万光年あり、我が天の川銀河より大きい。

中心核が明るい。
周辺に大量のダストと共に、ピンクや青の星々が煌めく。
星の生成が活発な証拠だ。

記事には書いてないが、おそらく、銀河の合併が進み、きれいな楕円銀河になったのではないかと思う。

そのため、大量のダストと活発な、新しい星の誕生が起きているのではないかと思う。

我々の天の川銀河も、将来アンドロメダ銀河を合併し、最終的には、このような形になるのであろう。
もっとも、天の川銀河10万光年、アンドロメダ銀河20万光年だというから、この銀河より大きくなるのだろうか。

ちなみに、天の川銀河とアンドロメダ銀河の合併銀河の名前がもう、ついている。その名も、ミルコメダ銀河。
もっとも、数十億年後に、この銀河を観測する生物がどんな名前をつけるのか、当然分からない。

何かの記録が、数十億年後まで残っていて、遥か数十億年前に存在した、人類という種が、ミルコメダと呼んでいたので、それにちなんで、我々もミルコメダと呼ぶことにする、なんてことになったら、そりゃ、楽しいけど。

それとも、あまりに大量の星を抱え、それを引き止める引力がなく、星々を周囲に撒き散らかすようになるのであろうか。

これは、十分ありそうに思う。
なぜなら、際限なく銀河(つまりは、星の集まり)が大きくなることができるのなら、20万光年とか言わず、100万光年、1000万光年の大きさの銀河があってもよさそうだけど、今のところ、そんなのは見つかっていない。

多分、引力と遠心力を計算すると、最大どの程度までの銀河が存在できるかわかるのだろうと思う。
いつか、計算してみることにする。

どちらにしても、さぞかし、壮観であろうと思う。
ぜひ見てみたい気がする。
ただし、数十億年後の話だけれど。

見てみたいと思うが、よほどしっかりした冬眠カプセルにでも入っていないと無理だ。それも、目覚めたら、数十億年後で自分一人だとかなると、まあどうだろう。ちょっとキツすぎるか。


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