The Robin's Egg Nebula(コマドリの卵星雲)
この星雲は、表題のようにコマドリの卵星雲と名付けられている、NGC 1360という惑星状星雲です。
実は、私はコマドリの卵というのは、どのようものか知らなかった。そこで、調べてみると、こんなものだとわかった。
なるほど。
コマドリは、イギリスの国鳥で、このロビンズブルーは、ヨーロッパでは古来より「高潔さと真実」を現す色であるで、資産等の帳簿はこのロビンズブルーを使うとか。
ちなみに、ティファニーの包装紙は、このロビンズブルーだそうだ。
知らなかった。
まあ、雑学的な話は、ここまでとして。
惑星状星雲というのは、赤色巨星の進化の最終段階で、吹き出した外層が、高温の白色矮星(かつての赤色巨星の中心核)からの紫外線で電離して、輝いている姿だ。
最初に観測された時に、惑星のように見えたので、惑星状星雲と今でも呼ばれているが惑星とは関係ない。
このNGC 1360の中心には、連星をなしている白色矮星があると推測されている。
青色に光っているのは、白色矮星からの紫外線によって、電離した酸素が、再結合(電離状態から普通の原子に戻る)する際に、放出される強い光なのだ。
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