見出し画像

老眼対策・・・後光を見る、

老眼対策(あるいは近視も)には、後光を見るといい。
後光とは何か。
仏像の頭の後ろに、丸い金色の輪っかがあるのを見たことがあると思う。あれだ。

もちろん、実際に後光が見えるわけではない。そもそも、私自身、後光が差している人も見たことがない。

どういうことかというと、後光を見るようにせよ、ということです。頭の後ろ、20〜30cmのところに、頭より20cmほど上まで、下は首の下辺りまでの円形の輪っかをイメージする。それが後光。

さあ、この後光を見てみよう。
どうです、自分の目の玉が、上を向いていると思うが。
やってない?!、そんな人は、ここから先を読まなくていい。


いや、右側を向いているという人は、かなり変わり者だ。
左側を向いているという人は、さらに変わっている。
下を向いている人は、一度医者に診てもらったほうがいい。
ーーーまあ、冗談だけど。

さて、ここで、チェックしてほしい。
後光を見ているかどうかを。
断言してもいいが、見ていない。

単に上の方を見ているだけ。
それも、真上を見ている人も、まずいない。
なぜなら、真上を見たら、瞼の裏が見えることになり、視界が真っ暗なはずだからだ。

ここで考えてみよう。
後光はどこにある。
頭の後ろだ。

目の真上でさえない。
それより、ずっと後ろだ。

つまり、後光は見えてない。
たとえ、あなたに後光が差していても、自分では、それが見えない。(ちょっと意味深でしょう。)

でも、見なければならない。
正確に言えば、見るように、目の玉を回転させようとしなければならない。(目の玉をひっくり返す感じ。)

後光を見るためには、目の玉を上方90°に向けるだけでは足りない。少なくとも、あと20°、つまり110°回転させなければならない。そうしないと、頭の後ろの後光は見えない。

そんなんできるか。
お前はできているか、と言いたいと思う。
できません。できてません。

しかし、ここがポイント。
回転しない目の玉を、回転させようと力一杯頑張るのだ。

そうするとどうなるか。
目が痛くなる。
正確には、目の周りの筋肉が痛くなる。

特に、初めてこれをやると、二日後くらいに、目全体が痛くなる。なんか病気になったのじゃなかろうかと思うだろうが、心配いらない。筋肉痛だから。

さて、後光は円形だ。
だから、上部だけ見てもダメだ。
上下左右それに、斜めの上下左右も見る。
四方八方を見るのだ。

次に、後光をなぞるようにみる。
つまり、目の玉をぐるりと回す。
最後に、しっかり目を開け、それをギュッときつく閉じる。

この一連の動作を、力一杯やる
なおかつ、各動作を5秒以上15秒以内を目安に行う。

これは何をやっているかというと、目の玉の筋肉、目の玉を動かす筋肉のストレッチ、あるいは筋トレをしている。

これを1日、10分間ほどやる・・・のが理想的だ。
多分、数日間はできるだろうが、続かないと思う。

私は、やり始めたら1回ルールというのでやっている。
後光トレーニングを始めたら、とにかく一回は最後までやる。何があっても、途中でやめず最後までやるというルールだ。

ここで、疑問に思う人もいるだろう。
目の玉を動かすトレーニング、あるいはストレッチをしても、視力と関係ないのではないかという疑問だ。

視力は、水晶体という目のレンズの働きをするものの厚みを調節して網膜に光の焦点がうまく結ばれるようにすることで、出る。

この水晶体の厚みを変える筋肉は、毛様体と言って、眼球の中にある。眼球自体を動かす筋肉は、外眼筋(内・外・上・下直筋、上・下斜筋)で、眼球にくっついている。当然眼球の外にある。

https://anma-massage.jp/test/archives/11652



だから、水晶体の調節機能を高めるには、原理的に言えば、毛様体のストレッチ、筋トレを行なわなければならない。しかし、問題は、この毛様体は、不随意筋なのだ。自分の意志で動かすことができないのだ。

遠くのものでも近くのもでもいい。
それを見ながら、望遠鏡の焦点を合わせるみたいに、自分で焦点を動かせるかというと、できないでしょう。

そう、我々の目は、何かを見たら、その瞬間にそれが見えるように毛様体を調節してしまうのだ。遠くのもの見ながら、自分の意志で、焦点をずらすように毛様体を働かせることはできない。

だから、ストレッチも筋トレもできないのだ。
せいぜい、遠くのものを見、次に近くのものを見るということを繰り返すことで、毛様体を動かすしかない。

この方法で、毛様体のストレッチ、筋トレをやるには、遠くのものや、近くのものを、それこそ眼力で穴を開けるほどの勢いで、見ることだ。そうすれば、毛様体に負荷をかけることができると思う。

何気に遠くの景色を眺めたり、ぼんやり近くのものを見るというような、やり方では、効果がないと思う。

真剣に、命懸けくらいの気持ちでやると、確かに効果はある。詳細は、省くが、生命の危機、それも自分以外のものの生命の危機の責任を負いながら、4時間ほどやってみたことがある。

あの時は、視力が、体感で視力表で2〜3段階上がった。


そこで、後光を見るというトレーニングになる。
原理的には、おかしい。
しかし、実際効果はある。

このやり方は、私のオリジナルではない。
ヨガの本に書いてあった。

私は、中学時代から、ヨガに興味を持って、本を読み漁った。30代の中頃に読んだヨガの本に書いてあったのだ。
後光を見ろと。

で、早速やってみた。
簡単にできるし、効果がなくても副作用等デメリットが考えられなかったから。

やってみたら、2日後、目全体が痛くなった。一瞬何が起きたのかとビビったが、筋肉痛だと了解した。そのほかに問題はなかったので、続けた。

同僚達の中には、30代の後半から、老眼になっているものもいたが、私は、60代になるまで、ほとんど影響がなかった。

60代になって少し影響が出始めたのは、このトレーニングをサボり始めたからだと思う。
自分には老眼など無縁だと過信したのだ。それが、トレーニングの成果だというのを忘れて。

さて、原理的におかしいこの方法でなぜ効果が出るのだろうか。一応自分なりの仮説はある。

1、後光を見るという動作によって、水晶体のマッサージになっているのではないか。

2、眼球を限界まで動かす動作によって、毛様体も引きずられて動いているのではないか。

1だとすると、老眼の原因の一つが、水晶体が硬くなることだと言われているので、その対策になっている。

2も、あり得ると思う。
筋肉は、連携して動く。
後光を見ようとすると、首や顔の筋肉も緊張する。それです。(首や顔の緊張は慣れてくると、だんだん少なくなる。)

眼球を動かすはずが、体の他の部分の筋肉も動かしている。同じように、眼球自体を動かしているのだが、眼球の内部の筋肉、毛様体にも影響を及ぼしているのではないか、と思う。

まあ、やってみられればいい。
費用も時間もかからず、副作用もない。

スマホやパソコン、TVで疲れた、急性の視力低下の時なんかは、即効性があるので、それで確認してみればいい。


サポートしていただけるなんて、金額の多寡に関係なく、記事発信者冥利に尽きます。