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火星上空5m


https://apod.nasa.gov/apod/ap230810.html

これは、パーサヴィアランス火星探査機に搭載された、ヘリコプター、インジェニュイティによって撮影されたもの。


https://www.nasa.gov/feature/jpl/nasa-s-ingenuity-mars-helicopter-flies-again-after-unscheduled-landing

場所は、火星のジェゼロ・クレーター底から、5mの高度。
この日は、パーサヴィアランス火星探査機の火星でのミッション872日目で、インジェニュイティとしては、54回目の飛行に当たる。

画面上部4分の1位の左右にインジェニュイティの着陸脚の先端が写っている。また、画面右上の端に2本の轍が見え、その先を辿ると、パーサヴィアランス火星探査機にたどり着く。

飛行時間は、25秒足らずだったようだ。ヘリコプターの加速度と回転数から、機材が今どの位置にいるかを計算する、飛行計測装置とナビゲーションカメラの画像が一致しない事態が生じ、緊急着陸したようだ。

インジェニュイティは、空中偵察が火星やその他の惑星の探査にどの程度有効かを検証するための実証実験として計画されたものだ。

将来、技術が進歩すれば、我々はリアルタイム(電波が届く時間差はある)で、火星やその他の惑星を地上から、また空中から観測することができるようになるのだろう。

そう思うと、実に待ちどうしい。


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