見出し画像

美しい銀河・・・これが

https://esahubble.org/images/potw2023a/

これは、NGC 2608として知られる、棒渦巻銀河だ。
銀河のバーの周りをあたかも掃き回っているような、たくさんの腕が見える。

腕の中には、青く輝く若い星の部分と茶色のダストの筋が見える。活発に新しい星を作り出している銀河だ。

この写真の中央上付近と、右下に星形に光る星が写っている。この2つの星は、この銀河に含まれる星ではなく、我々の天の川銀河にある星が、カメラのレンズのフレア現象によって、写っているだけだ。

レンズのフレア現象というのは、明るい被写体にレンズを向けると、円形や星形、あるいは全体にぼやける等の現実にないものが映る現象だ。
これは、カメラのレンズが多層になっていて、そのレンズに光が反射したり、あるいは、そもそもレンズ内に何らかの異物等が入っていたりして、そこで光が反射する等で、起こる。

そのほかの、銀河の周辺にある暗い光の点は、星ではなく、全て遠くの銀河。詳しく調べると、数千あるという。
つまり、この写真には、このNGC 2608銀河の他に、数千の銀河が写っている事になる。


https://en.wikipedia.org/wiki/Hubble_Deep_Field

この写真は、おおくま座の小さな領域を写した画像。一辺が約2.6分角、全天の約2400万分の1の領域をカバーしている。これは、100メートルの距離にあるテニスボールの角度に相当するという。

1995年12月18日から28日までの10日間連続して宇宙望遠鏡のカメラで撮影された342回の個別の露出で集められた光で得られた画像。

ここには、約3000個の銀河が写っている。
全天に満遍なく銀河が存在するわけではないだろうが、この2400万倍を単純計算すると、720億の銀河があることになる。(つまり、これくらいの精度で撮影すると写ってみえる。それも、現在の機材の性能でだ。)

なんと、たくさんの銀河のあることよ。
と驚くばかり。


サポートしていただけるなんて、金額の多寡に関係なく、記事発信者冥利に尽きます。