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思わず息を呑む……銀河


https://esahubble.org/images/potw2101a/

NGC 6946銀河。なかなか壮観な銀河だ。
NASAのホームページには、「息をのむ銀河」として紹介してあった。

NGSカタログ
デンマーク生まれので天文学者ドライヤー(John Dreyer)が1888年に発表した、星団、星雲、銀河など、見かけの様子が単独の恒星とは異なる天体の天球上での位置と様相を示したカタログ。

タイトルとなった New General Catalogue of Nebulae and Clusters of Stars(星雲と星団の新一般カタログ)の頭文字三つからNGCと略称される。

元になったのはウイリアム・ハーシェルと妹のカロライン・ハーシェルの「星雲カタログ」をジョン・ハーシェルが拡張して作った「星雲と星団の一般カタログ」(GCと略称される; 5,079個の星雲・星団を含む)である。

これを拡張したので「新」が頭についている。NGCカタログには7840個の天体が掲載されており、1860年分点(春分点・秋分点のこと)での赤経順に番号が付されている。

メシエカタログと同様、NGCカタログに掲載されている天体は、NGCに続けて掲載番号を付し、NGC 224などと呼ぶ。

天文学辞典

この銀河、別名花火銀河というあだ名がついている。
我々の天の川銀河では、平均1世紀に1〜2回しか観測されていない超新星爆発が、ここ100年間の間だけでも、10回観測されたからだという。

超新星爆発は、恒星の死を意味する。
天の川銀河には、1,000億個の恒星があるという。
1,000億個の恒星があって、その内死ぬのが、100年に1〜2個というのは、意外に少ないのだな、というのが、私の感想だ。

この銀河の特徴としては、face-on galaxy(正面を向いている銀河)でもある。銀河がランダムな方向を向いているとすると、正面を向いている銀河は、やはり珍しい。

花火銀河はさらに中間渦巻銀河とスターバースト銀河に分類される。前者は、NGC 6946 の構造が完全な渦巻銀河と棒状渦巻銀河の間に位置し、中心にわずかな棒があるだけであることを意味し、後者は、星形成率が非常に高いことを意味する。



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