見出し画像

雪山の頂にかかる、ガム星雲

https://apod.nasa.gov/apod/ap220627.html

この天の川に覆いかぶさっている赤い模様は、ガム星雲です。この星雲は、地球から、前端が450光年、後端が1500光年と非常に近くにあり、また、大きさも視角35°(満月70個分)と大きなものです。

しかし、この赤い星雲(水素ガスの光)は、非常に見えにくものになっている。したがって、この写真も、前景(地上とハバ雪山)と後景(天の川銀河の空)の写真にガム星雲を配置したモザイク写真です。

しかし、強力な視力があれば、このように見えるということになります。

ガム星雲の成り立ちについては、100万年前の超新星爆発によってできたものという説が有力だが、超新星爆発と大質量星から流れ出る太陽風によって、長い年月をかけて形成された分子雲であるという説もある、とのこと。

その成り立ちがどうあれ、肉眼でこの風景を見ることができたら、素晴らしいだろうなと思う。

撮影場所は、雲南省シャングリラ。



サポートしていただけるなんて、金額の多寡に関係なく、記事発信者冥利に尽きます。